今年の3月末で、ダイバーシティメディアを定年退職された黒沼金幸さん。

中途採用であったが、約20年間、ダイバーシティメディアの技術システム部に所属して、ご家庭への引き込み線や宅内配線の工事を担当してくれた。

さらには、バケット車を駆使して、幹線の移設工事やアンプの設置など、黒沼さんの前職で培ったノウハウを発揮していただいた。

まだまだ働いていただきたかったが、知人の方の会社へ行き、もう少し本格的に現場で働きたいとのことで退職されたのである。



日曜日の午後2時過ぎ、ご夫妻で自宅へご挨拶に来られた。

奥さんの旧姓は早川裕子さん。
自分の妻とは、高校の同級生で親友であり、若い頃は、よく旅行へ行ったり、食事に行ったり、ご一緒した方である。

結婚式の時に、妻の友人代表でスピーチをした方である。

黒沼さんが、ケーブルテレビ山形に就職されてからは、本当にご無沙汰であった。
長い時を埋めるように、妻とは今度飲みに行く約束をしていた。



お二人も仲睦まじく、黒沼さんも、穏やかに笑っていた。

こうやって、節目にキチンと話せることは、新たな関係を結び直せる。
それが、どんなに大切なのかを、改めて黒沼夫妻から教えていただく。


「まだまだ、頑張ります!これからもよろしくお願いします!」と、元気に握手をして別れた。



最近、よく感じること。
「時間があっという間に過ぎて行く感覚」は、寂寥感を覚え、人生の夕暮れ時に佇んでいる気持ちになる。

10年前の40代には感じなかった気持ちである。


グッドエイジング…実は、今こそ歳の重ね方や、人生の味わい方を学ぶ時なのかもしれない。
ある意味、第2の人生を選ぶ岐路に立つ年齢なのだから…。

そんなことを思う、日曜日の夜であった。