4月18日(木)から21日(日)までの4日間、第10回目となる沖縄国際映画祭2019が開催された。

吉本興業が主催する映画祭であり、国内外から大きな反響を呼んでいる。



今年の沖縄国際映画祭にて、山形地域発信型映画「海まで何マイル〜僕らは歩くただそれだけ」が上映された。

吉本興業は、全国47都道府県でその地域の特色を活かした地域発信型映画を製作してきた。
しかし、最後に残ったのが山形県となり、今年の2月末に地域映画の大トリとして撮影されたのが、廣木隆一監督が脚本と監督を務めた「海まで何マイル」なのである。

2011年の東日本大震災で仲間を失った若者たちが、久しぶりに故郷山形に集まり、そこから宮城県の海を目指すという映画で、東日本大震災では、岩手県、宮城県、福島県は描かれていたが、これまで山形県と関連づけた物語はなく、新たな視点となった映画である。



約2ヶ月ぶりに集まったメンバー。

この映画は、吉本興業とダイバーシティメディアの共同製作で作られ、低予算ではありえない廣木隆一監督と、プロデューサーとしてザフールの古賀俊輔社長とティーアーティストの浅野社長が力を貸してくださった。

吉本興業のネットフリックス版「火花」と同じスキームとなる。

出演者は、菜葉菜、高良健吾、とろサーモンの村田秀亮、植田紗々、麻美、好井まさお、ソラシドで、ロケ地は山形市周辺である。



この日は、廣木隆一監督他、出演者全員が集まり、ダイバーシティメディアからは笹原美喜夫専務、吉村和康メディア戦略局長、ムービーオンからは高橋俊行常務が参加する。


映画祭の模様は、ダイバーシティメディアの吉村和康メディア戦略局長が撮影したものと、出演した女優の麻美さんの撮影したものをアップしている。


2月20日の山形県文翔館での記者会見では、多くのマスコミの皆さんが集まって、大きな話題を呼んだのである。



菜葉菜の金髪も話題となり、大忙しの高良健吾君も参加した、とても素敵な笑って泣ける映画となったのである。

恐るべし、廣木隆一監督である。



島ぜんぶでお〜きな祭

まさに、沖縄県挙げての映画祭であり、スケールの大きさを感じる。



菜葉菜、紗々、山形出身の麻美の3人の女優たちが、高良健吾君と一緒に、国際通りに敷かれたレッドカーペットの上を歩けたことは、この上ない喜びだと思う。

菜葉菜からも麻美からも、喜びと感動のメールをいただいた。



吉本興業の大崎洋社長は、沖縄国際映画祭と京都国際映画祭。
自分は、山形国際ムービーフェスティバル。
規模は違っても、お互い映画文化によって、地域活性化を考えているのは同じである。
ここ数年は、連携もさせていただいている。


大崎さんは、「沖縄を、いつの日か、笑顔が溢れるエンターテイメントの楽園にしたい!」と仰っていた。

次の世代へ贈る、今の時代を生きる私たちの責任なのかもしれない。

何を残すのか?
何を渡すのか?

それは、「笑顔」
大崎さんは、そんなことを言っていたのである。