新元号が発表されてから1週間。

2019年4月7日(日)、東海大学山形高等学校の令和元年度の入学式が行われた。

最近の20年間では、最も多い342名の新入生を迎えての入学式であり、体育館は、新入生とご家族の皆さんでいっぱいとなる。



新校舎の建設、スポーツ・文化の両部活動の活躍、医学部2人を含む進学先、就職先の多様性と充実、アニメーションコースの新設など、様々な要因により、ここ数年新入生が増えている。

何よりも、教師陣の熱意と誠実さが素晴らしい。



天気も良く、まさに麗らかな春の佳き日に、入学式が挙行されることは、嬉しいことである。



新入生は、東北地区で金賞をいただいたブラスバンド部の演奏の中、入場してくる。



新入生も、担任に着任した先生方も、緊張感を持って、凛々しく、入学式に臨むのである。



ご家族の皆さんも、子どもたちの新たなる旅立ちを見守られていた。



今年度から、東海大学山形高等学校の校長になられた岡田恵子氏。

342名の新入生の入学を許可された。

その後、新入生の代表による「宣誓」があった。



岡田校長は、式辞の中で、東海大学の建学の精神、東海大学山形高等学校の教員の指針、新入生への激励などを、分かりやすく述べていた。



改めて、時を超えて伝わる「建学の精神」を感じた。



学校法人の理事長として、東海大学山形高等学校で学ぶ3年間で、主体性や多様性を学んで欲しいと話す。

さらには、「平和を願う心」や「違いを認める心」の大切さも伝えた。



祝辞のあと、自分が20歳前に、松前重義総長の授業を聴講したことに触れる。

東京大空襲の焼け野原に立ち、総理になる前の吉田茂氏は日本を「豊かな経済大国」に、医師会の会長になる武見太郎氏は日本を「長生きの医療大国」に、東海大学の創設者の松前重義氏は日本を「人づくりの教育大国」にと誓い合った。

そんな「青雲の志」に、心が震えたことを新入生へ伝えたのである。



この4月より、副校長へ就任した松浦先生。


教頭に就任した伊藤先生。

2人とも、入学式を、落ち着いてしっかり進めていられた。



新入生の歌声が、いつの日か、東海大学山形高等学校の歴史となり伝統となることを期待したい。



この日は、メディアセンターが来賓控え室となる。

感謝を込めて、話をする。
岡田校長も、とても良い船出となった。



新たに、阿部校長は法人事務局長となり、岡田副校長は校長となった。

新たなる旅立ち。
不易と流行をしっかりと見据えながら、学校を引っ張って欲しいと、心から思うのであった。