先日、久しぶりに、山形交響楽団の飯森範親マエストロと、山形食品の元社長の稲村和之氏と、夕食をする機会をいただいた。

稲村和之氏は、自分が大学を卒業し、社会人一年生として山形県経済連に入社した時の上司。

「仕事の何たるか」「社会人の責任」「農業の未来の課題」など、とても多くの事を教わったのである。
プライベートでも、稲村さんの自宅の引越しや夜のカラオケまで、ご一緒させて頂いた。


時間が過ぎ、ケーブルテレビ山形を設立して以来、ムービーオンや岩手ケーブルテレビジョンなど、様々な事業を行って来たが、2013年に山形県初のプロバスケットボール運営会社のパスラボを設立した時、稲村さんから大変お世話になったのである。



当時、稲村さんは「サン&リブ・山形代表」の山形食品の社長であり、飯森範親マエストロとは、「山響サン&リブコンサート」やモンテディオ山形のアンセムなど、山形県産の果物と音楽、スポーツの連携をされていた。

これらは、稲村社長と飯森マエストロの信頼関係によるものであった。

そこに、私をご紹介いただき、パスラボ山形ワイヴァンズのアンセムの公募や、山形交響楽団の演奏と収録になったのである。

この日は、しばらくぶりの会食となった。

3月9日、3月10日は、山形交響楽団第275回定期演奏会。
山形テルサで、ブルックナーの「詩編」集を取り上げる。
ピアノ独奏は金子三勇士さん。

大盛会だった。



4月1日から、芸術総監督になられる飯森範親さん。
ますます意気軒昂で、充実されていた。

22歳という若さで国際コンクールで最優秀賞を受賞し、小澤征爾先生の紹介でカラヤンの側で学び、世界中を駆け回った飯森範親マエストロの半生も伺った。

3人で話した夜、これからの地域の芸術文化の役割など、とても多くのことを話し合う。

音楽、映画、スポーツ、そして農業や食。


みんなが、若い頃に思い描いた夢…まだまだ、夢の途中であるのだ。