この映画の脚本家のフィル・ロードは言う。
〜この企画は良くないアイデアだと誰もが思ったが、同時に、うまく行くかもしれないとも思った…。

スパイダーマンの、新たなストーリーの展開に挑んだチームが感じたことである。



そんな脚本家の心配をよそに、「スパイダーマン:スパイダーバース」は、ゴールデン・グローブ賞アニメーション作品賞、アカデミー長編アニメーション賞を獲得する。

全世界に、新しいカテゴリーのスパイダーマンを確立させた。



今回の主人公は、シリーズでお馴染みのピーターパーカーではない。
マイル・モラリスというブルックリンに住む13歳の黒人の少年。
なかなか学校にも馴染めず、女の子にも声をかけられない、何処にでもいそうな普通の男の子。



彼が転校先の学校で出会った少女のグウェン。
実は、彼女もある秘密を抱えていた。



スーパーヒーローに憧れる男の子であるが、力強い父親と、優しい親から、なかなか自立できていない、発展途上のモラリスであった。





そんな時、自分の世界では死んだはずのピーターパーカーが、年老いたボロボロのスーパーヒーローとして現れる。



他にも、合計6人のスパイダーマンが登場する。
現在と違った次元(ユニバース)が存在し、その1つの次元に1人のスパイダーマンがいるのだ。

マルチバースというシステムの開発により、複数の次元が重なり合う。



しかし、このシステムが巨大化していくと、全てを壊す可能性もある。

6人のスパイダーマンが、力を合わせて戦いを挑む。



何故、世界の各地で絶賛され、数々の賞を受賞したのか…。

この映画を観れば、答えはすぐに出るはず…。

ただ、ただ、次の展開を見たい。
そんな、子どもの頃の、コミックを見るような没入感に浸ってしまう。

今回のスパイダーマンの繊細な動きを、MX4Dならではの動きに合わせて、感じ取ってほしい。

MX4Dと3Dのミックスは、東北ではムービーオンやまがただけとなるサービス。


春休み前の混み合う前に、早めにご覧いただきたい。