1月14日(月・成人式の日)、83歳の母親を連れて、話題の中国料理店「山形チャイニーズ・香琳」にコース料理を食べにきた。



個室を準備してもらい、母が好きな中華料理を食べてもらいたかったのである。



そもそも、妻と1週間前に、たまたま夕食をとるために入った「香琳」

その時は、麻婆豆腐(赤)と、具だくさん五目餡かけつゆそばを食べたが、予想以上に美味しかったので、その場で母親を連れて来ようとなり、この日になったのである。



とても美しい「前菜五種銘々盛り」が、丁寧に運ばれてきた。

素晴らしいホスピタリティとサービスである。

自分より若いが、とても尊敬している、パレスグランデールの武田靖子常務のフィロソフィーが、しっかりと行き届いている。



「蟹肉入りフカヒレスープ」
コクがあり、中々ここまでしっかりしたスープは少ない。

世界中の中国料理を食べて来た母親は、この時点で、「これは美味しい!山形ではなかなか無い!」と絶賛していた。



「海老の老酒風味」
味付けが良く、老酒が染みている。



「ホタテと山形野菜のブラックビーンズ炒め」
これまでの料理とは味付けがまるで違って、塩とコショウが効いており、その変化が美味しさを引き立てる。



「和牛のステーキ 山形野菜ガロニ添えアンチョビソースかけ」
脂濃くなく、むしろ箸休めになる。



「ソイの姿揚げ 甘酢仕立て」
良質な黒酢が効いており、味が濃くなく、その分くどくなく飽きない。



「香琳麻婆豆腐」
香琳の十八番の料理で、本当に美味しい。



さらに一品料理を注文する。
「具だくさん五目餡かけ焼きそば」



上海式田舎チャーハン。
絶品である。是非、お試しを!



最後に「りんごのコンポート 杏露酒風味 胡麻ムース添え」が出てきて、コース料理は終了。

満足できる、ちょうど良いコースである。

品々が出てくる間も良く、待たせない為、中国料理でありがちな無駄な時間がない。
それだけ、お客様目線であるのだ。



すっかり母親は「香琳」のファンになったのである。
次は、弟の子どもの受験が終わったら、みんなで食べに来ようと…すでに春が待ち遠しいらしい。

円卓を囲む家族の和。
儒学の教えなのだろうか…。

心が温かくなった夜である。