モンテディオ山形の社長の森谷俊雄氏が、昨年11月にモンテディオを退くとリリース、12月には、地元の河北町長選挙に立候補することを表明した。
誠実で実直な人柄は、山形県庁時代からも評判であり、その後、モンテディオ山形の社長に就任してからも、様々な課題や問題点と逃げずに向き合い、約3年間、企業経営、スポンサーとの繋がり、サポーターとの交流を軸に、1つの役割を終えたと言っても過言ではない。
「モンテディオ山形を、J1仕様にレベルアップする為に、自分は退き、専門的なプロスポーツの若きリーダーに、新たなJ1に定着するチームづくりを求める。」とした。
その話をご本人から聞いた時、心が熱くなったのを覚えている。
モンテディオ山形のことを、冷静に客観的に考えており、資金力をアップする為には、全国規模の繋がりを持つ人を添えたいとの希望があられた。
その後、ヴィッセル神戸から相田健太郎氏が、モンテディオの社長に就任した。
相田社長を見つけたのが、森谷氏である。
その後、地元の河北町の田宮栄佐美町長等から、度重なる依頼を受け、田宮町長の後継として立候補したのは、至極当然であった。
同じ釜の飯を食べた自分は、友人として、その門出を見届けたい、心から彼の成功を祈りたいと思ったのである。
森谷さんとは、モンテディオ、パスラボ、新スタジアム推進事業株式会社の、3つの会社で同じ取締役に就いていた。
山形市を出発し、山形自動車道で北進、寒河江市で高速を降りて河北町に向かった。
冬であるが、春のような綺麗な青い空であった。
サハトべに花ホールに入ったら超満員。
800席が、立ち見も出ていて、会場は熱気が溢れていた。
壇上を見たら、珍しいくらい緊張しているように見えた森谷さんがいた。
自分は、この日、パスラボ山形ワイヴァンズのホーム戦があるので、決起大会を中座し、東根市を抜け、天童市に向かったのだ。
森谷さんの電話によると、「集まるかどうか、不安だった。しかし、開けてみたら超満員!感動して、感無量だった。」とのこと。