過去に戻れるとしたら戻るだろうか?

戻るとしたら「いつ」に戻るだろうか?

そんな「たらればの話」であるが、そこに夢や奇跡があるのだ。



あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?

本屋大賞ノミネート「4回泣ける」と話題のベストセラー小説が、ついに映画化。



過去に行ったとしても、起こってしまったことは変わらない。

でも、人の心は変わる…。



舞台はとある街のとある喫茶店「フニクリフニクラ」

ある席に座ると、望んだ通りの時間に戻る事ができるという。

しかし、守らなければならないルールがある。



コーヒーが冷めないうちに、コーヒーを飲み干して現在に戻らなければならない。



主人公の有村架純演じる時田数は、小さい頃、母親と離れ離れになる。
その時間に戻りたいのだが…。



吉田羊演じる平井八絵子は、妹に会いに行く。



薬師丸ひろ子演じる高竹佳代と、松重豊演じる房木康徳は夫婦のようであるが…。

過去の自分達を取り戻そうとする。



伊藤健太郎演じる新谷亮介は、次第に時田数に惹かれていく。



そして、いつもこの店にいて、誰とも会話をしない不思議な女性。

次第に真実が分かっていく。



コーヒーが冷めないうちに。

たった数分間でも、過去に残して来た思いや忘れ物。
そこに戻り、再確認したり、思いを伝える事で、多分未来は変えられるのだろう。



愛しているから話せなかった言葉がある。

明日があると思っているから、伝えられなかった後悔がある。

突然の出来事により、様々な後悔や罪悪感が、心を覆う時、その起点の事柄を知ることで、心の氷が解けるのである。

それぞれが過去に戻り、何と出会い、何が変わり何が変わらなかったのか…。

この映画は、きっと「未来のギフト」を、手にする映画なのかもしれない。


ムービーオンやまがたで、絶賛上映中!
必見である。