7月13日(金)、山形グランドホテルにて、パスラボ山形ワイヴァンズの日本人選手全員と、ヘッドコーチ及びチームスタッフによる、記者会見を行った。



小野寺龍太郎ヘッドコーチを中心に、佐藤正成、河野誠司、中島良史、伊澤実孝、高濱拓矢、秋山煕の前シーズンからの継続の6選手と、高松勇介、岩田涼太、古橋広樹、赤土裕典の新入団の4選手、合わせて10選手が揃い、初顔合わせを行ったのである。



今年は、小野寺龍太郎ヘッドコーチを招聘し、チームバスケットによるディフェンス、得点力のある選手を揃えて、昨年より一段も、二段も、高いステージでバスケットボールができると思う。

是非、山形県民、ファン、ブースター、スポンサー、そして報道プレスの皆さんから、昨年以上のご支援を賜り、戦って行きたいと話す。



ヘッドコーチからは、まずはチームワーク、チームバスケットを心がける選手から集まってもらった。
そして、シュート力もあり、かなり期待できると思う。
プレーオフに進み、B1を狙って行きたい!
…と、話があった。



アシスタントコーチには昨年同様に石川裕一が就任し、ヘッドトレーナーにはアメリカ帰りの小林健太朗、マネージャー兼通訳には高橋翔が就く。



B1からの参入となる岩田や、新戦力となる高松、古橋、赤土に質問が集まる。

キャプテンには、3年目となる、山形県出身の佐藤正成が選ばれた。



その後、場所を変え、スーツを脱ぎ、バスケットボールのプロ選手である前に、1人の社会人としても育って欲しいと、5年目にして始めてインプロージョンの勉強会を行う。



勉強会に入る前に、みんなと共に、パスラボ山形ワイヴァンズのOBであり、チームが苦しい時も、必死に頑張ってくれた伝説のプレーヤー「ウィリアム・ナイト」に黙祷を捧げた。



今は、アシスタントコーチの石川裕一は別として、当時のウィリアム・ナイトことビリーを知っている選手はいないが、パスラボ山形ワイヴァンズの歴史を作ってくれた事実は記憶される。

チームは選手が変わろうが、代々歴史を引き継いで伝統となっていく。



成長とはエクスプロージョン。
しかし、成熟はインプロージョン。

心を組成している3要素…ロゴス、パトス、エートスの話。

マズローの5段階欲求説。

そして、根、幹、花、実の成長の本質を話した。

驚いたのは、皆んなが真剣に聞いていたこと。
実は、最もメモを取り、その後も、この話をされていたのは、小野寺ヘッドコーチである。

ここが理解できないと、フィロソフィーの生成や、ものさし(パラダイムや座標軸)は作れないのだが、ヘッドコーチは、すでに興味を持たれていた。

選手たちも、しっかり地面に足がついた人物になれる予感がした。



今年のパスラボ山形ワイヴァンズは、一味違うバスケットボールをお見せできると思うのである。