6月29日(金)、この日は東北ケーブルテレビネットワーク(TCN)の株主総会、そして、その後は東北ケーブルテレビネットワークの専務取締役として、創業以来ご尽力賜った加藤正昭氏の囲む会を開催した。



社長であるダイバーシティメディアの自分と、副社長である秋田ケーブルテレビの松浦社長と、専務である北上ケーブルテレビの加藤専務の3人で、ずっと東北ケーブルテレビネットワークを牽引してきただけあり、加藤正昭氏の存在と影響力は大きく、株主以外の方々も集まってくださった。



株主総会では、提案議案はすべてが承認された。

そして、今年は4K放送の開始によって、放送通信の世界の大激変が始まる年である。
それに、東北ケーブルテレビネットワーク構成局並びに提携局は、しっかり連携して対応する方針である。



また、本総会では二人の取締役の交代があった。

北上ケーブルテレビの加藤正昭氏と、ダイバーシティメディアの田宮政彦氏が退任され、岩手ケーブルテレビジョンの阿部新一社長と、気仙沼ケーブルネットワークの濱田智専務のお二人が、東北ケーブルテレビネットワーク(TCN)の取締役に新たに就任された。



続いて、東北ケーブルテレビネットワークでの4K放送受信環境構築の為のプロジェクトと平行して、仮称「東北プレミアムポータル株式会社」の設立趣旨の説明と、大まかなスケジュールを議論する。

最終的には、有線と無線、RFとIPのどちらのプラットホームにもなれる、ファイブスクリーンのどのマルチモバイルツールからでも、サービスを受けられるものである。

また、Eコマースや決済システムも導入できる。

参加者全員が、とても期待感を持って進めることとした。



約1年ぶりの加藤正昭前専務の参加。

個人的には、とても嬉しかった。



加藤正昭氏を囲む懇親会場は、山形市七日町の「辰寿し」
この日は、三元豚のしゃぶしゃぶとお寿司の組み合わせである。



加藤正昭氏からは、北上ケーブルテレビを退任して、自分のケーブルテレビ事業に携わった約20年間を振り返り、良い人生だったのか?悪い人生だったのか?考える機会が多かったとのこと。

まさに、舘ひろしさん演じる、映画「終わった人」のような日常であるようだとのこと。

しかし、こういう仲間たちから招かれ、その絆や繋がりを確信し、「自分は幸せなんだと思う。」との嬉しい言葉。



松浦秋田ケーブルテレビ社長からは、この10年間、一緒に東北ケーブルテレビネットワークを牽引してきたこと、東日本大震災を一緒に乗り越えてきたことなどを振り返り、思い出がたくさんあるとの話があった。

そして、「いつも加藤さんを追い越そうとしても、追いつけない!」と話されていた。



みんなで、東北ケーブルテレビネットワークの発展と、加藤さんへの感謝の杯をあげる。



全員が、加藤正昭専務の思い出話しをした。

御礼あり、感謝あり、とてもみんなにとって、大切な存在であったことが、浮き彫りになる。



全員が、加藤正昭前専務から、お世話になり、ケーブルテレビの原点、コミュニティーの大切さを教わった。

そんな話ばかりが出た。



阿部社長や伊藤社長は、少し目を潤ませていた。

東北が1つにまとまってきたのも、正論をキチンと言える加藤さんの精神を受け継いだものである。

加藤さんは、心では泣いているが、涙は流さないと、奥様に言ってきたそうである。



二次会は、いつも日本ケーブルテレビ連盟東北支部会や、YMF山形国際ムービーフェスティバルの後に必ず二次会をするパセオ。



そして、同じくフェイスである。

途中、いつもの如く、加藤さんと松浦さんは、とっても落ち着くというシニアの店へと、山形の夜の街へ消えていった…。

心より、これまでのご指導やご支援に感謝であり、できれば、生涯現役で東北ケーブルテレビネットワークを手伝ってもらいたいと懇願したが、なかなか首を縦に振りそうではない。

でも、これからも、色々なご経験からのご指導を心から待ち望んでいることは、本心である。

とってもステキな、夜となったのである。