毎日忙しい日々が続く。

ゴールデンウィークでも、一日中休める日はなく、その日の中で、オンとオフを切り分けることにしている。



仕事の合間に自宅に戻った時、足下の鉢植えに気がつく。

花が咲いていた。

クレマチス。
とても綺麗だ…と思った。
生命が佇んでいる。
できるなら、ずっと眺めていたい…。



そこから家に入らず、道路側に行くと、黄色の山ツツジの花、ワインカラーの牡丹の花。



気がついたら、家の周りに沢山の花があった。

数学者の岡潔氏は、自分の成した数学の研究成果の意義を問われた時、「スミレはスミレ」と話したそうだ。
最近見たテレビドラマで知った。

自分は自分らしく咲くだけ。
確かに、スミレも、周囲からの評価を得ようとしていないだろう。
評価や成果は、他人に委ねる。

そんな、自分らしく生きることを、当たり前の日常の風景の中で、再認識させられる。



「柳は緑、花は紅…真面目(しんめんもく)」

在りのままの姿が美しく、本当の価値がある。

中国の宋の時代の詩人、蘇東坡が書いた一節。


これからは、少し足を止めて、深呼吸をして、周囲を見渡して見たいと思った。