昨年の秋、稲村和之サン・リブ山形食品元社長が音頭をとり、中井川茂敏モンテディオ山形取締役、西濱秀樹山形交響楽団専務理事、中山ダイスケ東北芸術工科大学学長(今年4月から就任)と自分で、山形の文化を「耕す会」を作った。

稲村さんの食の文化、西濱さんの音楽の文化、中井川さんのスポーツ文化、ダイスケさんの芸術の文化、そして自分のエンタメ・映画文化など、それぞれが、山形の持っている文化的土壌を、もっともっと耕そうという意味で、会の名称が「耕す会」となり、開催場所は「あげつま」になったのである。



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今回、その仲間の1人の中山ダイスケ氏が、東北芸術工科大学の学長に就任したとのことで、お祝い会をしようとなった。

とても嬉しいし、自分たちの中では、以前から「ダイスケさんのような、コミュニケーションスキルが高い人が学長だと、もっと芸工大のことを知ることができるし、様々な分野でコラボレーションできる」と、期待を込めて話していた。

願いが現実となった…。



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「耕す会」代表の稲村和之さんからの挨拶。
「忙しい人が、誰も欠けないで集まってくれて、とても嬉しい。そして、ダイスケさんおめでとう!」

西濱さんは、神戸出張から、まっすぐ山形入りし、会場である「あげつま」に直行してくれた。



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中山ダイスケさんデザイン、稲村和之さんプロデュースのノンアルワインと酒。



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ここから、夜中までの、楽しくもデイープな、そして山形の未来につながる語り合いが始まる。

「あげつま」の奥の院と呼ばれる1番奥の部屋。

8代当主の揚妻先輩(今の社長の父上)は、自分の山形南高校剣道部時代の師匠であり、彼からは様々なことを学んだ。

この部屋は、斎藤茂吉先生と結城哀草果先生が、よくウナギを食べながら語り合った部屋だという。

そんな過去に想いを馳せながら、言葉の力や語り合うことの大切さを学んできた。

きっと、この日のことも、いつか思い返すことがあるだろう。



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花より団子の季節。

鯉のうま煮、鯉の刺身などが並ぶ。



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デザイン工学部長から学長へなられた中山ダイスケ氏。

自分達も人物ウォッチされていたようで、会社や組織のトップの思考や行動パターン、さらには、「山形で、人脈をどう作り上げるか」を、この日はかなり意識されていた。



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さすがである。
着眼点というか、山形の歴史と風土を学び、様々なものを凄い勢いで吸収されていると感じた。



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山形の人脈を、ほぼ3年間で手中に収めた(笑)山形交響楽団の西濱専務理事が、経験談を語る。



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中山ダイスケ氏にとっては、同じ関西人。
とても、真剣に話を聞かれていた。



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「あげつま」の鰻は絶品である。

ここの鰻は、元気を呼び戻してくれるのだ。
この中では、2人の40代が、中山ダイスケ氏と西濱秀樹氏。

2人の話が続くうちに、美味しくいただく(笑)



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2人の質問に、答える形の稲村和之代表を含め山形育ち組。

しかし、こんな素晴らしい人材が、山形に来てくれることが、山形の文化をさらに開拓してくれるのだろうと思った。

いつの間にか、午後11時を超えて、午前零時近くになり解散。

「あげつま」さんには、申し訳ないことをしてしまった。

語りが熱く、時間を忘れてしまうオヤジたち。
でも、その熱量は、きっと山形の為に…。

若き血潮が湧き上がる夜となったのだ。