現在のパスラボ山形ワイヴァンズは、けして良いチーム状態ではない。

チーム最多の8連敗に続き、B2リーグ18全チームで最下位の岩手ビッグブルズに1勝1敗。

山形ワイヴァンズは、2戦目に、67対57との情けない敗戦を喫したのである。


事前のスカウティングもしていなければ、対策ミーティングもほとんどしていない。
十分な準備をしていなかったのである。

この件に対しての怒りは、まだ飲み込んでいるつもりだ。



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報道では、石川裕一アシスタントコーチがチームの不振の責任をとり、コーチを解除されたようにされているが、1番の原因は、複数であるコーチ陣の意見や、選手の意見を、トップがまったく聞がない状況であることにある。

さらに、トップのガバナンスが、まるで働いていないところに問題があるのだ。

トップが、チームに考えを隅々まで伝え、スタッフも選手も「チームファースト」「フォア・ザ・ワイヴァンズ」になってないことが、この連敗の原因である。

つまり、チームの中が、バラバラである。



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裕一にもACとしての責任はあるのは確かだ。

胸ぐらを掴んでも、「おかしい!」「それは間違っている!」「審判に文句を言いすぎる!」「試合に没頭してバスケットをやろう!」と、もっと強く言うべきであったが、それも上層部のコーチ陣には聞き入れてもらえない。

さらには、外国人選手にもガバナンスが効かない。

今日も裕一と夕食をとったが、「もっと強く言うべきだった!ワイヴァンズの良いところが無くなってしまう危機感がある。」と話していた。



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昨年、彼には最後の数試合を率いてもらった。

どこまでできるか分からないが、石川裕一からはGM代行として、佐藤洋一GMとチカラを合わせて、現在のパスラボ山形ワイヴァンズの悪い点を浮き彫りにし、荒療治をして改善し、立て直してもらうつもりである。



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自分も含めて、何度も話し合って決めたことである。

今日も、トップであるジョーには、何回目かの改善を求めた。
選手達にも理解と実践を求めた。

「チームファースト」「フォア・ザ・ワイヴァンズ」を考えず、自己中心的な考えしか持てなければ、船から降りてもらうしかない。

これからは、エグゼクティブコーチのジョセフ・クックと、GM代行の石川裕一でチームを引っ張ることになる。

審判に文句を言っても、判定が覆るわけもなく、何の得にもならない。

感情だけが爆発している。

切り替えて、自分達のバスケットボールを行うことに徹することができるのか…。


週末の青森戦は、この新たな体制の結果と成果を出すチャンス。

何とか、この体制で船が進むことを願わずにはいられない。