1月22日(月)、山形市のやまぎんホール(山形県民会館)で、吉永小百合さん主演、滝田洋二郎監督作品「北の桜守」の上映会が、3月10日の全国公開に先駆けて行われた。



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この日の上映会は、2回行われ、どちらの回でも吉永小百合さんが舞台挨拶をされた。


2012年10月31日、阪本順治監督作品「北のカナリアたち」…山形県民会館。
2014年9月28日、成島出監督作品「ふしぎな岬の物語」…ムービーオンやまがた。


3年半ぶりに訪れた山形は、「寒いが、皆さんはいつも暖かく迎えてくださる」と小百合さんは話されていたが、むしろ、吉永小百合さんが、春を運んで来てくださったような気がした。



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開場前から多くの人たちが並ばれたので、寒さも考慮して、2回とも開場を早めた。



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「あぶない刑事」などの村川透監督夫妻も花束を持って来て下さり、花束を吉永小百合さんに渡されていた。



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1回目の上映会は、当日券もソールドアウトで3階席までいっぱいとなり、満員御礼の状態であった。 
吉永小百合さんの魅力と、「北の桜守」への期待の大きさであろう。

多くの関係者の皆さんへご挨拶をさせていただく。



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今回の、映画「北の桜守」の上映にあたり、配給元の東映の要請もあり、「鑑賞する会」を組織した。


会長に山形新聞社の寒河江浩二社長、委員長に山形銀行の長谷川吉茂頭取、委員には山形商工会議所の清野伸昭会頭、山形経済同友会の鈴木隆一代表幹事、全国農業協同組合連合会経営管理委員会の長澤豊会長、山形放送(YBC)の本間和夫社長、山形テレビ(YTS)の佐藤吉博社長、テレビユー山形(TUY)の井川泉社長、さくらんぼテレビジョン(SAY)の鈴木謙司社長、エフエム山形の桑嶋誠一社長、ダイバーシティメディアの社長として自分が入る。

興行事務局はムービーオンの藤木と高橋の両取締役が行う。



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鑑賞する会の寒河江浩二会長は、「この映画の試写を帰省していた娘さんと観たが、2人とも涙が止まらなかった。
戦前戦後を生き抜いた、日本の母親たちの物語である。
同じ時代を生きた自分の母親が投影され、あの頃の思い出が蘇った。
戦争の悲惨さや、平和を願う吉永小百合さんの気持ちが現れていた。」と上映前に挨拶をされた。



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その後、やまぎんホール超満員の中で、「北の桜守」の上映が始まる。



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小椋佳さんの音楽が流れてエンドロールへ。



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満員の観客からは、惜しみない拍手が溢れた。



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2回目の上映会の前には、鑑賞する会の委員長である、山形銀行の長谷川吉茂頭取が上映前に挨拶をされた。

長谷川頭取は、「この映画は、戦後の樺太からの引き揚げから始まったが、自分の父親はシベリアに抑留された。
その時の母親の心境は、このような吉永小百合さんが演じる母親のようだったのだろうと思った。
また、これまでの3回も鑑賞する会の委員長をやったが、当日、風邪を引いたり、急な予定が入ったりで、今日初めて吉永小百合さんとお会いし、握手もできた。」と会場を沸かせた。




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そして、いよいよ、吉永小百合さんの登場と舞台挨拶。

今回は、ヤミ米屋役の、毎熊克哉さんもご一緒に舞台に上がる。



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毎回思うのであるが、吉永小百合さんの、あのオーラというか、眩しさは何なんだろう?

いつもいつも変わらない。

そして、常に感謝の言葉からご挨拶が始まる。



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毎熊さんは、東映の岡田会長の目に留まり、今回の役に抜擢されたとのこと。

彼が所属するアルファエージェンシーの万代社長とは、親しくさせていただいている。
豊川悦司さん、甲本雅裕さんなども所属しており、何度かムービーオンにも来ていただいた。
さらに、自分とは親交の厚いリリィさんが所属しており、一昨年のご逝去の時には、心をひとつにして偲んだのである。



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「北の桜守」は、北の三部作の最終章を飾る一大巨編。

これまでの、「北の零年」「北のカナリアたち」に続いての北海道を舞台にした壮大なスケールで描くストーリーである。

三部作は、行定勲監督、阪本順治監督、そして今回の滝田洋二郎監督と、それぞれの時代も関連性もないが、北海道の大自然に挑んだ吉永小百合さんの女優としての覚悟のようなものが、どの作品にも滲み出ている。

今回の滝田洋二郎監督は、あの米国アカデミー賞外国語映画賞を受賞した「おくりびと」の監督。
「おくりびと」は、小山薫堂さんの原作・脚本の山形県を舞台にした映画である。


日本近代史の中でも、最も辛く厳しい激動の時代、第二次世界大戦・太平洋戦争の中で、子ども達を守りながら生き抜いた母親の物語である。

若い母親から、老いた母親まで、幅広い世代を演じることができる女優さんは、吉永小百合さん以外にいるだろうか?



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舞台挨拶の中で、突然、吉永小百合さんが歌った、小椋佳さん作の劇中歌のCDの、プレゼント抽選が行われ、会場がとても和やかになった。

それぞれの回でお二人の方にCDがプレゼントされる。



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最後に、山形県興行生活衛生同業組合理事長のムービーオン社長の自分と、副理事長の鶴岡まちなかキネマの木戸祐社長が、山形県が日本一の生産量を誇る、啓翁桜をプレゼントする。



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桜がとても似合っていた吉永小百合さん。

この感動溢れる映画「北の桜守」が、1人でも多くの方々に観て頂き、日本の母親たちの強さと優しさを感じて欲しいと、心より願う。



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吉永小百合さんの舞台挨拶では、監督や共演者、スタッフへの感謝の気持ち、そして、いつも来場者へ感謝の言葉を述べる。

また、今回の映画で120本の出演映画。
忘れることのできない映画となったそうである。

吉永小百合さんの一層の活躍を期待したい。



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鑑賞する会の皆さんと記念撮影。
左からTUYの湯川社長、YTSの佐藤社長、山形銀行の長谷川頭取、吉永小百合さんと毎熊さん、そして自分、鶴岡まちながキネマの木戸社長。



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毎熊さんにも、エールを送る。


多くの皆さん、寒い中、ご来場ありがとうございました。

「北の桜守」は、3月10日より全国公開。
是非、劇場でご覧ください。