プロバスケットBリーグの千葉ジェッツを天皇杯で日本一にした男として、一躍話題となった島田慎二氏。

また、今年に入ってからは、本人はそう呼ばれるのは嫌なようであるが「島田塾」として、日本各地のバスケットクラブの経営健全化の為に、経営陣を含み、社員スタッフまで、徹底的な営業戦略と実践、ルーチンと管理を、徹底的に叩き込む。



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自分の千葉ジェッツの仕事も山積みであろうに、リーグの要請によって、全国を駆け巡る彼を見ていて、胸が熱くなった。



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幸運なことに、パスラボ山形ワイヴァンズの幹部スタッフは、ダイバーシティメディアからの出向が多く、自分も両方の社長である。

そこが最大の強みであると、島田氏は言う。

ホームゲームの試合当日の夜午後10時からのパスラボ山形ワイヴァンズの中継を放送しているが、実際に、その番組を島田氏に見てもらう。

自画自賛ではないが、解説ありの、3カメでの撮影であり、まさにB1並である。
さらに、既に4Kで収録してあるのだ。
また、スポナビの生中継にプラスして、このダイバーシティメディアの「ワイヴァンズTV」では、プレーのスローモーション再生やインタビューまで入っているから、見応えがあるのだ。


この素材である山形ワイヴァンズのホーム戦の生中継は、スポナビに供給している。

昨年までは、アウェー戦も、1カメではあるが、ダイバーシティメディアのカメラが出張し撮影していた。

岩手ケーブルテレビジョンも、山形のダイバーシティメディアの兄弟会社なので、「岩手ビッグブルズ」も同様に放送するか検討中である。


やはり、発信や、タッチポイントの多さが、パスラボ山形ワイヴァンズを、市民県民の中に浸透させていくし、「素晴らしい環境である」と島田慎二氏は言う。



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数日前、川崎ブレイブサンダースが DeNA から買収され、プロバスケットボールのバリューが上がったと、島田社長は話してくれたが、自分も同感であり、これからのプロバスケットボール界は、オールライツを持つコンテンツアイテムとして、ビジネス的な意味合いが強くなる予感がある。



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ダイバーシティメディアでの話は尽きなかったが、後はディナーミーティングで…と、向かった先は、ダイバーシティメディアの向かいのシベールの2階「イタリアン・Buono ボーノ」

この日も、超満員であった。


ここでは、バスケットボールのこと以外にも、個人的なことも含めて、お互いに、様々な話をした。


島田氏には、自分の歴史とパスラボ設立の背景を知ってもらいたく、32歳の時のケーブルテレビ山形の設立から、東北最大級のムービーオンの設立、YMF山形国際ムービーフェスティバルの開催、岩手ケーブルテレビジョンの経営支援、東北13社による東北ケーブルテレビネットワークの設立、Jリーグのモンテディオ山形の株式会社化、東海大学山形高校の再生と新校舎建設、そしてパスラボ山形ワイヴァンズの誕生までのSTORYを話す。


一方で、自分の父親の4度挑戦した山形市長選と任期半ばでの死、弟がその後山形県議会議員になったこと、そして従姉妹である女性山形県知事が3期目を迎えていることなど、自分の家族親族についても話す。


島田氏も、新潟から山形に15歳で出てきて、日大山形高校サッカー部に入ったものの、山形弁が分からず、大変苦労したこと。
そして大学卒業後に旅行代理店に身を投じ、ビジネスの最前線で戦い、20代で独立し起業する。
30代でその会社を売却し世界を旅する。

大胆にも、直感的なものなのだろうか?
数年にわたり海外を旅するのである。
その決断が素晴らしく、今の彼の生き方を表しているような気がした。

そして旅路の草鞋を脱ごうとした時に、千葉ジェッツの現会長からの依頼で千葉ジェッツの再建に乗り出したのだ。

7年目で、赤字の千葉ジェッツを今のトップクラスまで引き上げたのである。
まさに、裸一貫からの挑戦であり、今やバスケット界を牽引している存在である。

バスケット界、特にBリーグのクラブの社長達は、仙台の中村社長、秋田の水野社長、茨城の山谷社長達にしても、裸一貫からの命を賭けての挑戦であり、人間力が大きい方々が多いのである。

だから、自分も30代そこそこで、大きな挑戦をした匂いを、彼らに感じてしまうのだ。


この日の島田慎二氏とのディナーは、最高に楽しい時間であった。



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Bリーグで最も信頼をおける職員で、経営企画部にいる櫻井うららさん。
秋田出身の女子バスケット経験者である。

パスラボの常勤の役員と、みんなで乾杯!



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聞きたいことはズバズバ聞いたし、聞かれたいことはズバズバ聞かれた本音のトーク。

だから、出会いは最高に楽しい。



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これからのBリーグについて、アリーナの必要性、ダイバーシティメディアグループのようなシナジー効果を出せる環境の良さ、そんなことを島田、櫻井両名が話された。


自分は、お会いしてからずっと「二足の草鞋を履いている」と島田社長がおっしゃることに違和感を感じていた。

話を聞けば聞くほどである。

彼は、千葉ジェッツの社長をやっている1つの草鞋しか履いていないと思ったのである。

島田塾やその他のことは、リーグやクラブが良くなる為に、東奔西走しているのであり、報酬が欲しくてやっているのではなく、Bリーグの向上や普及ありきであると思った。

島田塾ステップ4では、来期の事業計画まで各クラブと一緒に作らせてもらうとのことである、
これは、Bリーグ持ちで経営コンサルタントを、自分たちクラブが使えるということ。

失礼であるが、権威主義、上昇志向が強すぎるなどと言われている噂とは、根本的に違うと思った。

「みんなが良くなれば、自分のところも、バスケットボール界も、次の世代も良くなります!」

日大山形高校で、夜遅くまで練習をしていた、親元を離れて頑張っている10代の青年のような、爽やかな言葉であった。



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島田塾とかではなく、今度は、みんなで集まって、経営論、歴史や人物を語ろうと話す。



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とても充実したディナーミーティング。

来年、シーズン前でも、千葉ジェッツの胸を貸してもらいたいとお願いし、再会を約束して、翌日の島田塾も考えて、二次会には行かず、この場で解散した。



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翌日の今日12月8日(金)は、スケジュールが調整できたダイバーシティメディアグループの部長クラスと、パスラボのフロントスタッフが、一日中、島田塾の洗礼を受けた。

心より感謝したい。


情けは人の為あらず。
義を見てせざるは勇なきなり。

日本男児の表現だと思っている。

自分たちワイヴァンズも、口だけではなく、成果を出す時である。