とにかく感動した。

コバケンこと小林研一郎氏と、その仲間たちオーケストラの演奏を聞いた。

ソリストは300年前のバイオリンを奏でる瀬崎明日香さん。

ソプラノは、「ベルサイユのばら」の著者、池田理代子さん。

他にも、世界的な演奏家達が山形を訪れた。
それに、山形のアマチュア演奏家や高校生達が加わり、『平和な世界』を願ってのボランティアコンサートである。

会場は一睡の余地もなく埋め尽くされた。

ダニーボーイの時は、マイストロが涙ぐんだ。

シベリウスからはじまり、チャイコフスキーの荘厳序曲「1812年」まで…あっという間の3時間だった。

最後の場面で、高校生の金環楽器の約20人が加わり最高潮へ☆☆☆。

スタンディングオベーションの中、ブラボーの声と拍手が鳴り止まない。

クラシックコンサートで涙が溢れたのは初めてである。

しかし、あの高校生達は、世界の小林研一郎氏と同じ舞台に立てたことは、まさに奇跡であり、一生の宝物になるに違いない。

昨夜、少しの時間、小林研一郎氏と話をした。

『皆さんがあって、今の私が在ります。素晴らしい出会いの連続でした。』

今回は、スペシャルオリンピックスの支援コンサートとして開催された。

彼は続けた。

『「障がい者」という言葉が、この世の中から無くなるまで、私はこのようなコンサートを続けていきます。』

ここにも、格別な愛のドラマが転がっていた。