こんばんは。
タイトルを見て懐かしいと思っていただいた人がいましたらありがたいです。
何年か前にバトルフィーバーの記事を書いていたので、お時間がある人は読んでみてください。
で、わたしはバトルフィーバーは子ども時代見た記憶が無いのですが、一番覚えているのが太陽戦隊サンバルカンですね。
これだけで1冊本が書けるくらい好きです。
電磁戦隊デンジマン?の後から始まった太陽戦隊サンバルカンですが、確か放送されたのは1982年くらいでしょうか。
これもレンタルのDVDで見たんですが、まあ40年前とは思えないほど絵がきれいですね。感動します。あと戦隊は普通5人、多い時は7人くらいいるものですが、サンバルカンは三とかけてか3人というシンプルな構造です。サンは太陽のサンともかかっていますね、あとバルカンは第一次世界大戦で導入された大量○○兵器のバルカン砲から来ているのでしょうか。何とかマンとつかない分、名前に勢いがあります。
あとはとにかくキャラクターの出来が良いと思います。赤の空担当のバルイーグル、青で海担当のバルシャーク、黄色で陸担当のバルパンサーと、日本の自衛隊と同じ構成になっています。それぞれのマスクのデザインも、個人的には最も出来が良いのではないかと思われます。(時間があればバルパンサーの絵など書きたいのですがそこまでの余裕はありませんでした。)時代はおそらく昭和から平成にかけて、日本が最も輝いていたころでとにかくいろいろなものが勢いがある時代でしたね。秘密基地、ロボットの出来といい、予算がかなり多かったのかもしれません。それにしても、ブルバルカンは戦車という設定ですが、どう見ても足にしか見えません。
サンバルカンの敵は○○モンガーという形で出てきたのですが、その中でおそらく30話目くらいでドラゴンモンガーという竜のモチーフの怪人が出てくる回があり、ドラゴンモンガーが光る玉を空に投げると、昼なのに玉を投げるとその周りだけ夜のように暗くなる、おいおい、これってこの2年後くらいから始まる今や国民的マンガに多大なる影響を与えたのではないか・・と5年前くらいにDVDを見た時に衝撃を受けました。今のタイミングで書く事でもないですが・・偶然は恐ろしいものです。
ストーリーとしては、基本は毎回ハチャメチャなアクションでたまにどんでん返しがあって・・みたいな今の子どもが見ても充分に楽しめる出来だと思います。しかし深く読むと、全体を通してはバルパンサーの豹朝夫(だったかな?)の成長みたいなものが根底にあるのではないかと思います。ちなみにサンバルカンで主役だった男優は4人なんですが、その4人とも他の作品には全く出ていない、一生をこの番組に殉じている?ところがこの作品を神格化しているところかもしれません。 サンバルカンの基地が爆破されて、崩れる司令室の中から『ジャガーバルカン発信せよ!!』と叫んでいるなんとか森さんは、帰ってきたウルトラマンなどにも出ていたと記憶しています。
サンバルカンの3人の関係性は、ぱっと見には男三兄弟のようにも見えますが、繰り返し見ているとバルパンサーが一人っ子の核家族のようにも見えます。見る子どもの家庭環境によっていろいろと受け止められるように作っているのかもしれません。
主題歌は、渡辺宙明さんが作曲で、その時はまだ無名だった串田アキラさんが歌っています。串田アキラさんにとってもこれが人生のターニングポイントであったことは間違いありません。また、水木一郎さんが挿入歌で『君はパンサー』という歌を歌っていますがこれも若者の自立を促すとてもいい曲なのでぜひ有志でカラオケで歌いついで曲が消されないようにしていきたいです。
主題歌はアップテンポですが、エンディング曲はなんともいえないCMソングのようなのびやかなメロディーです。
ひとりより ふたりがいいさ ふたりより さんにんがいい~
この曲を、わたしは『心はプラズマ』と記憶していたのですが、子どもが生まれてから曲のテロップというかクレジットを見返して、『若さはプラズマ』であったことを知りました。
そんな歌詞はないよなあと思いましたが、タイトルに相当する部分は放送では流れない2番にありました。
きみがもし ひとりだったら いますぐになかまをさがせ
からっぽのてを にぎりあうのさ いっしょにあすへゆくために (2番はこんな歌詞だったと思います)
暗に青春時代の孤独を表現していて、すでに3人の歌ではありません。とにかく一人だったらいますぐに誰かとお付き合いする事を進めています。
空をかけるあいつ 波と歌うあいつ 荒野に叫ぶ あ い つ ~~~
この部分は暗に、時は昭和50年代も後半、もはや戦後の世代からの子どもが5年後10年後には自立する時代にさしかかっていました。作詞者としては、『もはや戦後ではない』 ということで 空をかける→海外旅行を楽しむ(虹を越える でしたかすいません) 波と歌う→サーフィンなどマリンスポーツを楽しむ 荒野に叫ぶ→ゴルフでバーディーを取る というメッセージを隠して、若者よ、遊べ、人生を楽しめ、あなたたちは戦地に行くべき人間ではないのだ、という思いを隠しているように感じます。平和は何より尊いものでありがたいのですが、わたしは若い時はそんな中でもいろいろ自分に自信が持てずに小さい事で思い悩んだりして今思うと生き方が下手だったと思います。
ここでサビの部分ですが、1番は 燃え上がる燃え上がる 心はプラズマ なのですが、
2番の歌詞
溶けあった 溶けあった 若さはプラズマ 太陽から 太陽から もらった力さ
となっていまして、これが本当に精子と卵子の生命の化学反応の奇跡をプラズマと表現しています。太陽からとするくだりは、地球という奇跡についても暗に表現しています。
というわけで、太陽戦隊サンバルカンの終わりの曲の2番は、まぎれもなく人生の出会いから子育てまでの一連の流れを若い人へのメッセージとして託している内容になっていました。最近YOUTUBEでは、結婚するより一人のほうが勝ち組みたいな動画も多数ありますが、若い人には人生での出会いを大事にしてもらいたいものです。あとは世の中では○○活で1000万円くらいお金が動いている世の中らしいですが、出会い方はどうあれ一回出会って双方合意があるならもう一緒に暮らしなよ、そして人生のネクストステージに行きなよと思うこーちゃんです。(しかしだいたい多数の男は人生のファーストステージをいつまでもうろうろとしているものです。)
まあ、若さはプラズマ なんですが、10代20代はプラズマがほとばしっていても残念ながら30代くらいからはプラズマの強さは年々衰えることをイマジネーションする事が大事ですね。
ということで、『若さはプラズマ』という40年前の曲が、令和の婚活に異常にマッチングするのではないかという私見を気ままに書かせていただきました。気分を害した方がいらっしゃいましたらお詫び申し上げます。
ついでに書きますと、相手を探している女性の方は、かっこいい人を探すよりも、『ここをこう変えて起用すればこの人はかっこよくなるのではないか』という原石を探して後からカスタマイズする方がライバルが少なくて良いのではないかと思います。あなたが見てかっこいい人はおそらく誰が見ても印象が悪くはない、競争率が高い人だと思います。
ここ5年くらい妄想していたことがやっと文章にできました。(既に書いていたらすいません。)
仕事には行きたくない、物価はどんどん上がってもはやドンキホーテでも安いものがない、と思ったら他の店に行ったらドンキホーテがけっこう努力していた事に気付く、などいろいろ大変な世の中ですが、行こうぜ行こうぜサンバルカンでがんばるしかありません。
ではまた。