目黒の大名屋敷跡を敷地とするホテル雅叙園は賓客を迎える格式高い施設です。

ここにあるのが、東京都の指定文化財となっている『百段階段』です。

目黒川に面して、谷落ちる丘陵地を活かした庭園がありますが、傾斜伝いに建てられた『百段階段』は贅を尽くした和風屋敷跡で、百段にも及ぶ階段の装飾や途中にある部屋ごとに趣きの違う設えが成されている。

現代から考えると濃厚すぎ、重いと感じられると思うが、写真に映えることは間違いないな。階段はほぼ真っ直ぐに上っていて、上りながら右側に現れる部屋にお邪魔して行く。真横から見ると(丘陵の)斜め上方向へ部屋を積んでるんだろうな。

 

 

 

 

写真を選んでいても息が切れます。かなり枚数を絞りましたが、もぅ無理。

 

この旅でイスラム、カトリックなど宗教施設を周らせてもらったけど“和”であるここが一番濃い。描かれているのは確かにモノなのだが、とにかく装飾、技巧、贅のフュージョンが異常な濃厚美術館。詫び寂びという世界とは真逆の異世界ですわ。

 

実際、どの部屋もどの部屋も濃厚なので、外が見える部屋があるとホッとしたもんです(笑)この様な施設で宴席が催されていたと思うと、胃酸が上がって来て辛どくなりそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

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