景勝地・松島を望む瑞巌寺。中世の衰退期には東北の覇者、伊達家の菩提寺として復興された。明治期には再び危機を迎えるが旧国宝に指定されるなど戦前・戦後を通じてその価値を認められるに至った。武家の寺らしい凛々しさ、潔さを感じられる参道や堂宇が気持ち良い。

松島海岸から真っ直ぐに伸びる参道の杉木立がとにかく気持ちいいです。

東日本大震災では松島にも津波が押し寄せ、この参道も一部に被害が。奥に建つ堂宇は辛くも被害を免れたようですが、幾多の困難を乗り越えてきた当寺の運の強さも窺えます。

堂内は撮れませんでしたが、外観から政宗公が松島における伊達家の菩提寺として定めた威容を推し量って頂きたい。戦後、改めて本堂や庫裏などが国宝指定されています。

 

 

 

FUJIFILM X-Pro3+Voigtlander MACRO APO-ULTRON 35mm F2

〈Sep/2023〉