京の郊外、上桂の山すそにある葉室山・浄住寺。
けっこうな郊外やんかー
と緩やかな坂が続く先に、今年、特別拝観されることになった寺がある。
境内にも起伏があり、年季の入った石段が続く。
嵯峨天皇の勅願により開山されたというが、興廃を繰り返し
現在は黄檗宗の寺となっている。
黄檗宗の寺はここの他にもあるが、禅寺としても中国色が強いのが特徴。
ここでは、朱色の格子や丸窓などに現れているか。
堂内では寺の成り立ちの説明が、方丈ではゆっくりと庭を愛でられた。
そぅそぅ!
この方丈では僕がほくそ笑んでしまう、掘り出し物がありました^^
写真の上段の間は、仙台藩4代伊達綱村が幼年の折に座していたという。
わずか2歳で60万石を相続した幼君は、何故、ここにあったのか!?
それは知らんけど、幕府による3代綱宗公の“強制隠居”が後に伊達騒動と呼ばれる
お家騒動のきっかけになった事は違いなく、『樅ノ木は残った』にこんな所で出会おうとは!と、僕はひとりでニヤニヤしていたに違いない
境内にも名物あり!
うわー、この竹(亀甲竹)、おもしろいー
と思ったけど、よくよく見るとけっこう気味悪い^^;
陽が傾き始めた境内は、山すそという事もあり冷えてきた。
ホンの一部だけに射す陽が、幽玄さを醸し出す。
やってる やってるー
今回はここまで。
阪急電車に乗って、夜の部へと(続く。)
(秋の古都ヘッドマーク)
【ごあいさつ】
本年も当ブログをお世話になりました。
戌年の来年も、狙いを定めて突き進んで参りますワン
よいお年をお迎えください。