天皇・皇后・上皇・上皇后など尊称を「陛下」でお呼びする皇族が利用される特別運行の列車が「お召列車」だそうだ。
また、他の皇族のみで利用される場合は「御乗用列車」というらしい。
今般の須崎御用邸での天皇皇后両陛下のご静養の際は愛子殿下も同行されていた。この時は界隈ではTR車と呼んでいる特別車両の連結はなく先頭に菊の御紋も日章旗もない。
E655系だからこその運用上の区別があるわけだ。なお、初めてのことではなく2019年にも同様に運行された。
さて、このようなご家族での利用の場合、天皇陛下がご利用だから「お召列車」なのか他の皇族も同行されてるから「御乗用列車」なのか。
列車の仕立てを見れば後者だろう。「ご静養は公用ではないから」という見方もあるが「お召列車」に内親王殿下が乗られることも有り得ない。
宮内庁やJRがどう考えるかはともかく、鉄道趣味界隈としては捉え方が悩ましい。