最近「歴史もの」を聞き流している。あくまで聞き流しているので成果はそれなりである。
でも、日本語がおかしいことには気づく。
音声が肉声ではなく「(安物の)読み上げソフト」によるものだと誤読が多い。ちょっと珍しい苗字だと壊滅的に読めない。
あと「方」が人物を差す時は「かた」と読むが、たいてい「ほう」と読んでいる。
身分の高い人の正妻を「北の方(きたのかた)」と呼ぶが「きたのほう」になってしまう。
こういう時は、読み上げソフトに仮名で入力すべきなのだろう。が、面倒くさがって垂れ流しである。
言葉を覚える段階の子供への影響を心配している。
では、肉声なら大丈夫かというとそうでもない。
ある動画で、大坂の陣の契機となった方広寺の鐘の文字「国家安康 君臣豊楽」の「康」だけ訓読みした。
動画作成者は喋ってて違和感なかったんだろうか、一つの語句の中で音訓混じるのは「重箱」など特殊な場合である。
こうなると動画が提供している本来の歴史の情報すら疑わしくなってくる。そもそも「お前俄かだろ」と思う。
なんにせよ睡眠導入で聞いてると「イラっ」とするので良きYouTubeチャンネルを見つけないといけない。