SFの定義 | 停車場遍路の鉄道雑記帳(副)

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プリペイドカードの出現により Stored Fare という概念があるが、本稿では Sience Fiction 、つまり空想科学のことである。で、科学と言えば一般的には理科系の学問の対象である。

 

SF作品と言えば、天変地異、宇宙生命体、ロボットものなどいろいろあるが、いずれも超現実である。Fiction なのだからあたりまえだが、肝心なのは「あくまで科学において」ということだ。

 

つまり、社会制度だけが非現実的なのはSFではないと思っている。

 

これに気づくまでにちょっと日数を要したが、物議をかもしている以下に張り付けたXのポストについてのモヤモヤが晴れた。長文のポストなので下記にかいつまんでみる。

 

1. 日本の少子化は深刻である

2. 母体が若いうちに出産するのが理想だ

3. 思い切った意識改革が必要だ

4. SFの世界のたとえ話だが非常識な社会制度でも作らないと…

 

という経緯で「30歳で子宮摘出」が出てきた。氏のファンや支援者が全文を好意的に読めば納得するだろうが大方の一般人は「そもそも全部読む義理がない」し言葉のインパクトで思考停止する。発言は撤回しているが当分くすぶると思う。

 

さて、この社会制度は人権と倫理を棚に上げているが「子宮摘出」は現代の医療技術として存在する。つまり、このたとえ話はSFではない。重箱の隅の話だが、私はここがずーっと腑に落ちない。

 

SFで例えるなら、「地球へ…」(作:竹宮惠子)というマンガ・アニメ作品の「SD体制」ではどうだろう。すべての人間は体外受精して人工子宮で生まれる。つまり出産がない世界だ。

 

なお、この作品は最後がほんとにもう…。(語彙力不足)