2021九州旅:辿り着けなかった豆酘崎 | 停車場遍路の鉄道雑記帳(副)

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対馬の南西端にある豆酘(つつ)岬は観光名所ですがバスで行けるのは豆酘の集落までです。しかもバスで厳原から往復出来るタイミングは一日一回しかありません。

豆酘バス停での間合いが87分あるのですがバス停から岬まで4kmあるので早足でもギリギリと言ったところです。予め厳原の観光案内所で徒歩での所要時間を聞いてみたら「片道一時間」と言われました。

駐車場からの先の遊歩道が実は難物らしく距離のわりに時間がかかるらしいです。島の西の別の観光地へ行くことも考えましたが、バスは無くて乗り合いタクシーを使うとのこと。バスの一日券が使えないのは辛いので「途中で引き返す」ことを前提に豆酘へ向かいました。

なお、バスの車体の表示は「内山経由浅藻浜」で豆酘が表示されないのでちゃんと確認が必要です。始発地の厳原バス停に遅れてきますし。

実はこのバスに乗り込む前に既に宿に荷物を預けてきたんですが、フロントで「豆酘へ行く」というと「車貸しましょうか」と。ペーパードライバーなので丁重にお断りしたが、運転が好きな人でなければ通りたくない屈曲した道を上り、海を遠く見下ろしながらの峠越えもあってバスならではの高い視点はお得でした。

さて、豆酘バス停に遅れて着いたので既に残り時間81分となっていました。取りあえず岬へ向かいます。天気はいいので途中で見える豆酘の街や海岸を撮りながら進みます。で、駐車場まで来た時に折り返し時刻まで残り5分になりました。目前の丘を回り込めば多分岬が見えるのですが、帰ります。

アイキャッチ画像は道中で唯一朝鮮海峡が見える地点です。もちろん岬へ行けば見えますが。


帰りはわき目も振らず歩いたのでバス停に15分前に着きました。手前の自販機でポカリスエットを買って一気飲みの後、港をちょっと撮りました。帰りも同じバスと運転士でしたが貸切状態でした。

一連の画像ははてなブログに載せました。

最初から一心不乱に歩いていたら岬まで行けたかもしれませんが、地元の人が無理だというものにチャレンジする勇気は有りません。舗装道路ならいざ知らずオフロードで急いで足を痛めてもこの先の旅に支障します。

さて、宿に戻る前に夕食にします。厳原バス停の北の商業施設にあるうどん屋は+100円でうどんを「対馬そば」に変えられます。私のバカ舌では他のそばと違いが分かりませんでしたが、これも旅のアクセントです。

対馬は今回が一度きりの訪問と決めて(そもそも南北に長いので移動は時間がかかるんですが)一日半を宛てました。仮に次があるとしたらレンタルバイクで周ろうと思います。

-つづく-