JR山田線から移管して復旧した三陸鉄道「釜石-宮古」の中間駅は13駅あります。駅の周囲含め殆どが津波の被害にあいました。
湾の奥が狭くなっているリアス式海岸では津波が集まって押し寄せた高さ以上に遡上するわけですが、この資料によると浸水深さと遡上高さは別物なんだそうです。
水の塊があるスピードで流れてきて斜面を駆け上がる分が遡上高で、押し寄せてくる水面の平常時海面との差が浸水深さと理解しました。
前者は地面が高いほどスピードが遅いので被害も少ないですが、後者は高さでスピードが変わらないことになります。
記録によればこの駅は少し高みにあるものの津波は到達しました。が、待合室は残りました。それ以外では駅の下の祠が再建されたというよりそのまま残ったような雰囲気があります。
[本日の更新]
三陸鉄道-11:両石駅