Sarnen駅舎

またもや近郊列車と行き違う

駅越しの景色

IR(Inter-Reasional)であるLuzern-Interlaken Expressに乗り換え、こちらは2分遅れぐらいだった。

Luzern-Interlaken Expressは4+6両の10両編成で、6両には食堂車もある。バリアフリー対応で低床部がある上に、先頭が散々近郊形でみてきた形状なので、一見、観光路線の車両と思えなかった。なお、運営はZB(Zentralbahn)である。
Sarnenを出ると右に湖が見える。

近郊列車の終着、Giswilを過ぎるとMeiringenまでの山越え区間入り、ラックレールで急勾配を登り始める。

いかにも電車タイプの外観だが、動力分散が電車レベルだとすると、長編成でラックレール対応は珍しいと思う。
座席予約も可能なので、予約区間を示す表示器が窓の間にある。

高さを稼いだ先にエメラルド色の小さな湖がある。

さらに上っていく

このあたりがピークかも

峠を越えると右に深いけど広い谷が見えてくる。

谷底に見えていた、これから通る線路と合流しMeiringenに到着。

テーブルの観光案内地図

列車は進行方向を換える。
勾配から開放された列車は見違えるほどの速度で走り

ブリエンツ湖が見えてきてBrienz着。

ZentralbahnのBrienz駅

ブリエンツ駅ルツェルン方

同:インターラーケン方

これが食堂車

これから、今回の旅では唯一SLが動力の登山鉄道、Brienz-Rothorn鉄道でRothorn Kulmへ登る。
駅舎:SLのお尻が見えている

まずは切符を買う。半額割引で42CHFだからいいお値段だ。
昼飯抜き状態なので、駅の売店でチョコレートでも買おうとショルダーバックの財布を探る。そろそろキャッシュを使っていかないと余ってしまう。が、みつからない。仕方がないのでカード払いしたが、どこへ行ったのか気になる。スーツケースは別途移送中だがその中にはないはず。あるとすれば今朝の宿に忘れたぐらいだが、ちゃんとチェックしたはずだ。中身は10CHF余りだが、後から出てきても困る。
乗り込むみがてら、SLの前方も

客車2両のうち1両は空車で発車、乗車率10%もないだろう。本来はハイキングを楽しむために午前中に上がるので、午後の登り便はこんなもんだ。SLは非常に細かいリズムで懸命にシュポシュポやってるが、いかんせん遅い。まあ、それはそれで味があるんだが。
ブリエンツ湖を見下ろしながらどんどん高度を上げる。

流れ込む川は濁っていて、その成分が湖をエメラルドにしているのだろう。

中間駅で給水する。

谷間を蛇行しながらさらに高度を上げる

振り返ってみる

建物がいくつか見えてきた

再びブリエンツ湖が見えてくる

まもなく終点、湖の向こうの山並みのさらに向こうにベルナーオーバーラント三山があるはずだが、雲が多くてよくわからない。

Rothorn Kulm着、まずまずの天気である。
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