駅の窓口で中央駅までの切符を買ったらなんと6.6CHFもした。意外と離れている。空港駅には長距離列車も含めすべての列車が停車するので方向さえ間違えなければOKだが、次に来た列車は近距離列車で中央駅の地下ホームに着いた。これは予定外で、地上への出口がわかりにくい。行き止まり駅で、ホテルは北側に出て列車到着と反対方向へ行くと記憶している。地上なら方角はすぐわかるはずだったが、地下だと駅舎へ向かっているであろうメインの通路以外はどこへ出るのやらさっぱり予想がつかない。道路の北側の国立博物館側に出てみたり、いろいろさ迷ってなんとか地図で記憶した通りに出た。
すでに20時近いがサマータイムで陽も気温も高い、汗だくでホテルに到着。今回、宿はすべてネット予約のBooking.comを使ったのだが、予約確認書(もちろんプリントアウトしてきたが)なるものを提示しなくても名前(パスポート)で確認が通常のようだ。チューリッヒ市内の宿は高い。今日は月曜日だが祝日である関係からかこのホテルは少し安い料金になっているが、それでも朝食抜きで90CHFである。
スイスの観光都市では宿泊客に市内交通が宿泊日と翌日乗り放題になるビジターズカードを提供しているはずなのだが、フロントのおばさんに話が通じない。チューリッヒはやめたのだろうか。時差ボケが辛いので今晩は乗りまわる気は失せているし、明日はスイスパスが有効になるので追求はしなかったが。
泊まるのは別棟(そもそも施設としての名称も別である)で「入口でボタンを押すと監視カメラで確認し解錠する」と。セキュリティはしっかりしているようだ。3階建てなのでエレベータはなく、荷物をえっちら運んで部屋に入った。小さいがバスタブ付で、今回の旅では贅沢な部類になる。夜は気温が下がるのでエアコンはないが扇風機があった。
祝日でスーパーは休みだがMignolioという店が駅に入っているという情報をフロントで得て、出かける。
宿の至近のトラムの電停から中央駅を見るアングル

以後、中央駅で撮影
シーサスクロッシングとダブルスリップポイントが複合してこれでもかと連なるこのような光景は日本では見られません

行き止まり側を見る

駅名標:HBはhauptbahnhof(中央駅)の略、スイスの駅名標も他の国のそれと同じくあっさりしているので、ほかの駅では撮るのやめました。

列車案内板

線路終端側からホームを見る

線路終端の先へ続くホールを見る、左奥のテナントがMignolioである

ホールの末端を出た表側:実は中央駅の正面はここではなく南口だと明日気づくことになる

Mignolioはコンビニのようで、生鮮食料品もあった。夕食はまだだが腹が減ってない。スイスの水道水は飲める(硬水だから体質的に合わないかもだが、大丈夫だった)のだが、水筒代わりのペットボトルがほしいので飲料水を調達する。一番安い500mlで2.2CHFをカード払いした。
ホテルに戻って入浴だが、最後の最後に荷物に入れるはずの、「入浴用スポンジタオル」を入れ忘れたことに気づいた。ホテルのハンドタオルは分厚くて使いにくい。スポンジタオルなら一晩で乾くから便利なのだが、仕方がない。
バスタブに湯を貯めようにも底の栓の閉め方がわからない。あふれ防止の口のカバーを回すのだとわかるまで10分ぐらい悩んだ。あと、シャワーとカランの切り替えも、カランの先を手前に引っ張ってから湯を出すとシャワーになると気づくまで5分かかった。時差ぼけの頭でパズルを解くのは辛かった。
壁が薄いらしく隣のテレビの音が聞こえる。結局日付が変わるまで鳴っていて眠れなかった。
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