「蘭留」は、行き違い可能駅である。「名寄」から南は、旧駅舎は(貨車駅舎ではなく)ちゃんと建て替えられていて、輸送需要の差が明確に現れている。
駅舎

駅名標

上り方を見る

下り方を見る

側線に保守用の貨車(おそらくバラスト運搬車)

利用状況はともかく、元貨物扱いのスペースだろう

次の上りを待つうちに通学客が集まってくる。「北永山」へ向かう。
「北永山」は簡素なホームの駅である。
上り方を見る。

下り方を見る:ホームは板張り

上り口は階段である

駅名標

次の下りは「比布」止まりで、その次は「北永山」は通過する。「比布」で乗り継ぐのはこのため。10分の待ち合わせだが、「比布」は前日に既に巡ったので、慌てない。
この日は土曜日で、乗り継いだ下りには行楽客も少なからずいた。そのうちの鉄ちゃんと思しきオヤジ二人、一人はお喋りでもう一人は寡黙だ。お喋りの音量が大きくてうるさいが、その話題に興味深いものがあった。これから向かう「塩狩」はもちろん小説「塩狩峠」の舞台である。お喋りな方が、題材となった車掌の殉職関連のビデオを買ったら、発売元が「キ*スト教」がらみで、その後勧誘パンフが届くようになったと。著者がクリ*チャンであることも知らなかったが、どこでどうややこしいことに巻き込まれるか油断も隙もあったもんじゃない。なお、著者名を書かないのと関連用語が一部伏字なのはこれらをキーワードとする自動のペタを回避するためで、他意はない。
その二人組も「塩狩」で降りた。
「塩狩」は行き違い可能駅である。下り方を見る

上り方を見る

駅舎前から上り方を見る

駅舎の向かい側:画像では小さくて読めないが、「塩狩峠一目千本桜」の標柱が立っている。その季節には染まるのだろう。

駅名標

駅舎入口は側面にある

駅舎ホーム側

下車した列車と行き違った上り列車

駅はまさしく峠にあり、北寄りに標柱が立っている。

小説「塩狩峠」関連


彼らとはほぼバッティングせずに画像が撮れたし、「スーパー宗谷1号」の通過も動画に収めた。相変わらずお喋りの音量が大きいので、「記念館には入らなかった」とか私と似たような行動パターンであることが分かる。彼らも次の上りに乗ったが、できるだけ離れた席に座った。一気に「旭川」に戻る。
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