対象駅は、木次線の「出雲八代」-「油木」と芸備線の「備後庄原」、「備後三日市」とした。これで芸備線が全駅制覇となる。木次線の「出雲横田」-「備後落合」は、トロッコ列車「奥出雲おろち号」(夏休み中は毎日運転)を除くと3往復しかないが、そのうちの2.5往復を利用している。
出雲八代 | 10:55 | 12:27 | |||||||||
出雲三成 | 7:26 | 7:34 | | | | | |||||||
亀嵩 | 5:51 | 7:19 | | | | | | | ||||||
出雲横田 | 5:42 | | | | | | | 三次 | 19:40 | |||||
八川 | | | | | | | 15:34 | 16:07 | ¦ | |||||
出雲坂根 | | | 10:10 | | | | | | | 備後三日市 | 19:07 | ||||
三井野原 | 8:43 | / | | | | | | | 備後庄原 | 18:02 | / | |||
油木 | 39分 | 14:04 | 14:53 | | | ¦ | 27分 | |||||
備後落合 | 17:02 | - | - | 17:11 |
この日も全く問題なくこなしました。
「出雲横田」駅近くのコンビニで、朝食と昼食を調達し、貸切状態の一番列車に乗り込みました。「亀嵩」は駅舎に蕎麦屋が入っていることで全国的に有名ですが、当然営業時間外なので、待合室で1時間以上を待ちます。近くでラジオ体操をやってました。
「出雲三成」は駅舎が近代化されており、ちょうど朝の通学(夏休みだけど)時間帯で学生が多く居ました。7:34発下り列車は「木次」始発で2両編成、「出雲横田」で学生がどっと降りて、後一両を乗務員が切り離し作業をしてました。
「出雲坂根」は3段式スイッチバック(「三井野原」方にある)で知られる駅ですが、行程表の通り4回もそのスイッチバックを通ります。最初の1回は独り占めでした。やはり、木次線の途中で泊らないと乗れない列車は敬遠されるのでしょう。
「三井野原」⇒「出雲坂根」は鉄道の距離の割には歩行距離は短くなっています。後術のように鉄道は大回りしているのと、「おろちループ」ではなく旧道を通ったためです。「おろちループ」開通以降は、車は全く通っていないと予想されるので、「熊が出そう」ナンバー1の区間です。通ってみると路面は荒れ放題で、高い位置から落ちてきたと思われる落石が数箇所で砕けていました。熊鈴よりヘルメットが要るような気がします。
「油木」は待合室しかない駅でした。見上げた丘にある校舎から吹奏楽の練習の音が聞こえるのですが、悲しいくらい下手(だから練習するんですが)で、さすがに携帯プレーヤで音楽を聴きシャットアウトしました。
芸備線に入って残り2駅、「備後庄原」は4分停車ですが駅の規模には足りず、予定通り「備後三日市」まで歩きました。貸切を予想した最後の列車は他にもう一人乗客が居ました。「三次」には定刻で到着し、4度目の「三次」泊です。
さて、今日のトピック「出雲坂根」-「三井野原」の位置関係とルートです。
地図のマークの位置、「三井野原」駅の北東に分水嶺の標識がありました。表示のとおり斐伊川と江の川の分水界で、前者が宍道湖から短距離で遡ってくるのに対し、後者は江津から三次を通って大回りでゆったりと同じ高さに辿りつきます。「出雲坂根」(標高565m)が谷底にあるのに対し、「三井野原」(標高727m)が高原にあるのもうなづける気がします。木次線はこの標高差を上るため、3段式スイッチバックを含む大回りルートを通っています。なお、実際は、広島・島根県境は地図のように少し南にずれているようです。
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駅間歩行した旧道は、谷の西側をくねくねと細い道、しかも急坂で降りていて、日差しを遮るものが全くないおろちループとは対照的に林の中を行く道でした。
スイッチバックについてはまた別の機会に。
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