30日その3 | 停車場遍路の鉄道雑記帳(副)

停車場遍路の鉄道雑記帳(副)

画像・動画を含む鉄道趣味のブログです。ときどき戯言を書いてます。ー[2013年2月9日以前の記事はほとんどの画像が表示されません]ー

「肥前飯田」に10分遅れで着いた。ここから駅間歩行だが、所用推定時間33分に対して、余裕が2分しかなくなっている。推定時間は分速80メートルで歩き続けた場合だから、休憩も、道を確認する時間も入っていない。とにかく、「肥前飯田」の画像をちゃっちゃと納めて、歩き出さないといけない。しかし、この駅は、どこかに駅舎があったのだろうか、いまは地下道の入り口だけしかない。

雨はやんだが、空は大部分雲なので、有明海は鉛色のままだ、とにかくちょっと早足で歩く。汗ばんでくる。右に海がずっと見えるのだから少しは眺めればよいのにとは思うが、わき目をあまり降らずに歩く。その甲斐あって、「肥前七浦」に乗り継ぐ列車の7分前に到着した。駅舎は木造の駅で、待合室の設備も古い木の味わいだ。

定刻になったら、待っている下りではなく、上りの特急が通過していった。隣の「肥前浜」で交換してくる。となるとあと10分くらいかかる。次の列車で、「多良」での6分間駅画像撮影を予定していたが、その待ち合わせはなくなりそうだ。さっきの下り列車で撮っておいてよかった。待っている間に汗も引いた。風邪引かないようにしないと。

「多良」で、6分の待ち時間をつぶしてもさらに対向の特急が遅れて、実質7分遅れとなった。「肥後大浦」ではすぐに発車したが、「小長井」で、信号が赤のままだ。ここで一計を案じた。とりあえず「小長井」で降りてしまい。画像を撮り終わっても、まだ停まっていたら、そのまま乗ってしまう。行ってしまったら「長里」まで、予定とは逆方向に歩くだけだ。

「小長井」駅の前は、国道で反対側に行かないと駅舎が撮れないが、車がひっきりなしでわたれない。とりあえず向こう側へいけたが今度は帰れない。やきもきしながらエイヤで渡った。このエイヤは、よい子にはおすすめできない。上り特急が行き違ったと同時にホームに戻ってきて、駅名標を納めてなんとかまにあった。

天気はすっかり回復して、有明海も青くなった。「長里」で降りて、ゆっくり画像を撮る。「小長井」はもうすませたので、歩いて移動しなくてよいから。「長里」の駅舎は道路を挟んだ反対側にある。元々駅舎なしで、ホームは狭くて待合室が作れないので、ここに作ったのだろうか。

さて、目的の上り列車は8分遅れできた。「小長井」で下り特急待ち合わせで臨時の5分停車だ。海が間近で景色がよいので「小長井」の画像を撮り足しておく。さて、本来の目的地の「肥後大浦」に到着した。今日はここが最後である。夕日が山の向こうへ沈んだ。

ーー明日へ続くーー