さて、二日目の始まりである。今日は、寒冷前線が通過するそうだ。風が強くなるし、寒くなる。
鳥栖を夜の明けぬうちに出発し、長崎本線2駅目の「中原」で降りる。暗い画像しか撮れないが、ホームの明かりと少し明るくなった空で、だいたいはわかる。上りだけ待避線がある。下り線を、佐賀始発の上り特急の回送が通っていった。待っていた列車は2分遅れであった。ガラガラで乗降に時間がかかるわけでもない。なんでだ。
一駅上って「肥前麓」、待合室は歴史を物語っているが、駅舎は新しいコンパクトな造りだ。だいぶ明るくはなったが、まだストロボが必要だ。学生をちらほら見かける。受験生が塾へ行くのか?それとも部活を30日までやってるのか。
二駅下って、「吉野ヶ里公園」、その名の通り吉野ヶ里遺跡の最寄り駅だ。北口が観光案内施設になっているが、年末年始はお休みだ。改札を入るとき駅員が呼び止めた。間違ったホームへ降りていこうとしたらしい。以前、一度本当に列車を間違えたことがあり、その記憶がよみがえる。駅員に感謝である。これから乗ろうとする列車は特急を待避するので、通常の下り線には停車しないということだ。
一駅下って、「神崎」。ここにも吉野ヶ里の案内所がある。隣同士で張り合っているのだろうか。雨が降ってきたそこそこ本降りだ。先が思いやられる。
さらに二駅下って「佐賀」。折り返し9分しかない。長いホームの先まで行くのはあきらめて、中央付近と、前回出ていない南口を撮影した。高架になった後に、ローカル線の佐賀線が廃止されたため、専用ホームの短い切り込みと、高架の構造物に分岐の跡が見られる。その先高架は取り壊されていたが、跡地はそのまま緩いカーブを描いていた。
一駅上って「伊賀屋」。駅舎は囲いだけの無人駅ででドア付き待合室はなし。雨はちょっと小降りになってきた。デジカメの電池のうち一つがだいぶくたびれてきて、すぐにバッテリー切れのサインが出るが、体温であたためてだましだまし使う。予備の充電済み電池はあるが、できるだけもたせたい。
二駅下って「鍋島」。駅裏はコンテナターミナルだ。昨日の田代と同じく、時折リフターがコンテナを運んでいる。雨はしとしとと降り続いている。ポメラのバッテリーゲージがひと目盛り減った。寒さの影響もあるが、さてあとどれだけ持つだろう。上り「かもめ」の通過動画を録った。