大河ドラマ『光る君へ』“勝手に解説”~第八回(3)伊周の登場 | 愛しさのつれづれで。〜アリスターchのブログ

大河ドラマ『光る君へ』に関して、勝手に、私感含めて書いております。ネタバレは~という方はご注意ください。

読み進む前に「はじめに」をご覧いただければ幸いです。



(3)伊周の登場

『光る君へ』第十三回から本格登場となった道隆の息子、伊周。女官たちをきゃあきゃあニコニコ言わせていましたね。

実は彼は兼家存命中から異例の昇進を遂げています。

※伊周については、第七回(4)も参考にしてくださいニコ

寛和元年(985年)に12歳で元服し従五位下、永延元年(987年)正月の除目で従五位上とされると、九月には左近衛少将、十月十四日に正五位下、十七日には蔵人になります。その後も従四位下(988年)従四位上、右中弁(989年)『光る君へ』第十三回の舞台である永祚二年(正暦元年)には右近衛中将、蔵人頭、正四位下となります。この時伊周は17歳。ですが更に驚きなのは、翌正暦二年(991年)正月にはいきなり参議に抜擢。蔵人頭になったのが前年の九月ですから、この間およそ四カ月です。この年には七月に従三位、九月に権中納言となり、正暦三年には権大納言、正三位にまで上り詰めるのですびっくり

伊周や定子らを産んだ貴子は、漢詩や和歌の才能があり、またその父親である高階成忠も学者として優れていました。伊周は貴子の手元で養育されたので、成忠など高階家の人々に囲まれる中で高い教養を身につけ、文才を開花させたといわれていますガーベラ


右矢印(4)ー①に続きますチュー