ゴロウ・デラックス終了に思うこと。 | 愛しさのつれづれで。〜アリスターchのブログ
先日、実家に録画を頼んでいた
「ゴロウ・デラックス」(以下ゴロデラ)
の最終回を見ることが出来ました。

※私の住んでいる地域では
遅れ定期放送→単発→遅れ定期放送→単発
を繰り返して2018年の段階で全く見れなくなりました

見終わって
本当に終わってしまうのかと
寂しい気持ちになりました。
先に「週刊文春WOMAN」の記事を
読んでいたのですが、
稲垣吾郎さん含めみんな
続けていきたいように見えました。

2016年以降、
次々とSMAPのTV番組が
姿を消していきました。
・関東ローカルで
・深夜で
・分かりやすいお笑いでもない
そんなゴロデラの放送は
いつなくなってしまっても
おかしくない状況に私には映っていました。
それでも
2019年3月まで保ったのは
ホストである稲垣吾郎さん
初代アシスタントの小島慶子さん
2代目アシスタントの外山惠理アナウンサー
消しゴムはんこを作り続け
来る人を和ませた山田親太朗さん
何よりゴロデラを支えるスタッフの方々
課題図書とされた作品、
その著者の方に対して
真摯に向き合う姿が
画面を通して
視聴者だけでなく
出版関係者にまで広く伝わった
結果だろうと思います。

私は本をよく読む方ですが、
どんなに気を付けていても
ジャンルが偏ってしまいます。
『週刊文春WOMAN』2019GW号の
記事の中にある、
ゴロデラで取り上げた
318冊を見ると、
文芸書・実用書・エッセイ・歌集
大御所作家から新人作家、芸能人
恋愛物からミステリー
ある種際どい作品まで…
その幅広さは
かつて出演した永六輔さん
番組に望まれた
“町の本屋さん”
そのものであったと思います。
だから
心に穴が開いたような気持ちが
したのです。

作者の生きた言葉や思いを知る意味でも
ゴロデラは重要でした。
そこで大切なのがホスト役を務める
稲垣さんの存在です。
稲垣吾郎さんの
インタビュアーとしての素晴らしさは、
外山アナウンサーが
先に触れた週刊文春WOMANの記事に
寄せた文章の中で
的確に仰っています。
               
本質に迫るような質問を、淀みない言葉でズバッと聞ける方なんです。
(週刊文春WOMAN 2019GW号『ゴロウ・デラックス』8年間で出会った318冊より引用)

稲垣さんのブログを読んでいると
自然に
過不足なく言葉が紡がれていて
私は毎回うなってしまいます。
その場において
適切な言葉を瞬時に選び取るということは、
天性のものは勿論、
相当の努力と訓練を
必要とするのではないかと推測します。
また、
ゴロデラにおける稲垣さんの
本と作者に対する姿勢は
観ているこちら側を
不快にすることはなかったですし、
スッと心に入りやすいものでした。
この八年間、
稲垣さんが番組で培ったものが
いかに大きなものだったかを
表しているのではないでしょうか。

本当に終わってはならない番組が
終わってしまった感じがします。

過去形で語ることが悲しい。
もっと番組を続けて
もっと色々な地域の人に
番組を届けてほしかったです。
…もっとハガキやメールを出したら
良かったのかなアセアセ
BSや
ななにー
(※新しい別の窓/毎月第1日曜日/abemaTV)、
ユーチューブで復活しないかな?
((持ってること忘れていないですよね⁇))
そんなことを思う日々です。

この国の文化を守るために、
なんてことを
言いたい訳ではありません。
「敷居が高そうで高くない番組って
滅多に作れるものではないと思うのですが、
もう一度、どうでしょうかニコニコ

それくらいの気持ちで
再会を
待っていたいです。