これまで大分市内から大分空港に向かうにはバスが車しか無かったのですが最近になってホーバークラフトが16年振りに就航することになり地元でも驚きで受け止められています。世界でもホーバーが就航しているのはイギリスと日本のみで日本もここ大分のみです。非常に珍しい乗り物ですし早速空港に向かう際に予約してみました。昔のホーバーには数えるほどしか乗った記憶しかないのですが最新の機材はリニューアルされて乗り心地も良さそうです。
新しいホーバー乗り場にやって来ました。以前の大洲ではなくここは西大分です。私の家からは断然近くなったので利用しやすい場所に新たに開港しました。
乗り場には150mにも及ぶなだらかなスロープ屋根があり、遠くからみても一目で分かるランドマーク的な外装です。2025年関西万博の大屋根リングのデザインプロデュースなどを手がける藤本壮介氏デザインです。似た雰囲気がありますね。
高崎山や別府の山々が綺麗に見えて車窓も期待できますね。
対岸には関西方面行きのサンフラワーが停泊しているのが見えました。
駐機場には三機の機体が停まっているのが見えます。名称は Baien,Banri,Tansoになります。いずれも江戸時代に西洋の天文学や医学、儒学など広く学問の研究や普及に取組んだ教育者として「豊後の三賢」と称されている方たちの名です。
待合室も天井が高くて窓面積が大きく明るく開放感があります。
窓の向こう側に先ほどのサンフワワーが見えています。
今のところまだホーバーは一日4往復しかしていないようです。それでも大分空港と大分市内(西大分)間を海上をショートカットして約30分でつなぎます。
ロビーには16年前まであった旧ホーバの模型がありましたが確かに実物を見た記憶がありますね。実際には数回しか乗ったことが無かったです。懐かしいですね。
新しいホーバーの機材はさすがにデザインがモダンな印象です。
出発時間の10分前になりましたので搭乗開始です。
正面の2カ所が開いて搭乗していきます。2階に操縦室がありますね。
以前のホーバーの内部の記憶は無いですがこんなに綺麗だったっけと思わず驚きの声あげました。座席も広々で快適な印象です。定員は80名とのことですが今回の乗車率は20%くらいでした。
運転手らしき人が操舵室への階段を登って行きました。
エンジンはかかりましたが横のスカートがまだ開いたままになっているのが分かります。これではまだ走れません。
スカートが膨らんで船体が浮き上がりました。いよいよ出港です。
水しぶきが窓ガラスにかかるので外の風景ははっきりとは見えなくなりました。
スピードはかなり速いです。少し揺れる時もありますが概ねスムーズな航海です。
別府湾航行中は退屈なのでホーバに関してのチラシなどを見てみました。
出港から約25分、空港が近づいてきたようで空港近くの赤い橋梁が見えてきました。
空港に隣接したホーバー基地に到着です。海から陸にスムーズに上がっていきました。
降車時は前方一か所からでした。
ぞろぞろ歩いて到着口へ向かいます。
エンジンが切れるとスカートが萎んでなんかだらしない印象になりますね。
こちらは空港に隣接したホーバー乗り場です。
今後大分空港への個通手段として定着すると良いと思います。観光客の方もぜひ一度乗ってみてください。
さて別の日の写真ですが颯爽と走って入港するホーバークラフトの姿です。
①
②
③
④
なかなかデザインもカッコイイと思いますよ。
(29)