長かった冬も終わり各地で春の便りが届き始めました。この時期になると各地でひな祭りが行われ春の訪れを感じます。まだ少し寒いですが毎年の恒例の楽しみに出かけてみたくなります。今年は真っ先に日田市の春を探しにお雛祭りと梅まつりを見に出かけることにします。(2022/03)
JRの日田駅にやって来ました。大分県の内陸に位置しますのでとにかく冬は寒いというイメージが強いですがもう春がすぐそこに来ているようです。
駅前ではご存じ進撃の巨人のリヴァイ兵長の像が人気です。作者の諌山先生はここ日田市(大山町)のご出身なんです。ちょうどこの日は像の建立1周年にあたり像をきれいに磨くイベントが開催されていました。
日田は江戸時代には幕府の郡代が置かれ非常に繁栄した街で古い道具や古い雛人形を見ることができます。まずは日田市のひな祭りを見学するためにまずは豆田町に向かいます。古い城下町を想い出させる趣ある街並みを歩きながらお雛様を見学できます。まずは薫長酒蔵資料館。
江戸時代から明治にかけての古い酒蔵の見学もできますがこの時期は何といっても素晴らしいお雛様を拝見できました。
こちらの立派な建屋は天領日田資料館ですが、おきあげ雛を多数見学することができます。
そして有名な草野本家ですが建物が国指定重要文化財に指定されています。建物の見学も貴重ですがお雛様も江戸時代から主に京都でお土産として手に入れたひな人形が奥座敷に並ぶ様は豪華絢爛です。写真は遠慮します。
他にもてまり工房の珍しい手毬のお雛様です。
日田の名物の下駄屋さんにもお雛様が並びます。他にも多くのお店で珍しいお雛様を見学することができました。
軒下に日田下駄が並びお土産に買って帰ることにします。
またこの日珍しい流し雛が行われるということで見に行きました。
紙製のお雛様に願い事を書いて川に流します。風流さと現代の融合ですね。
そして昼食は日田名物の日田焼きそばを食べにいきました。地元で評判の三久さんです。
スープの付く生卵乗せ、もやしがシャキシャキで美味しかったです。
さて日田の春はお雛様だけではなく梅の花もきれいです。車で20分ほどですが大山町のおおくぼ台梅園を目指します。
園内には梅の枝が広がって良い香りが漂ってきます。
遠くから眺めると色の違う梅の花が咲き乱れています。
桜と違って木ごとに色と深みと枝ぶりが違って目を楽しませてくれます。
近くで眺めても美しいです。
梅は枝と花の付き方のバランスが良いですね。
青い空を背景にピンクの花が美しいです。
桜と見間違う大木ですが確かに梅の木でした。
よく見ると黄色い梅が咲いているのを見つけました。黄梅とでも言うのでしょうか。たいへん綺麗で満足しました。
大山町の道の駅ではもちろん沢山の梅干しが店頭に並んでいました。
進撃の巨人のミュージアムも併設されています。
この日は三隈川沿いのホテルに宿泊しましたがホテルのすぐ目の前が桟橋で屋形船が横付けできるようになっていてビックリしました。
川の対岸には屋形船が並びます。趣がありますね。夏には多くの観光客でフル回転するのでしょう。
まだ夕食まで時間があるので近くを散歩してみます。森の茂みは亀山公園です。
驚くことに日田にも沈下橋がありました。
対岸に渡ることも出来ますがとにかく川のせせらぎが心地よく癒されます。
日田では三隈川に陽が沈んでいくようですね。波は無く川といっても静かに流れている感じです。
夜になると川には屋形船が浮かびます。まだシーズンでは無いのですが夏には鵜飼や花火もあって屋形船が多くの観光客で賑わうそうです。
朝の夜明け前の風景ですが川沿いのライトがおしゃれです。
対岸には屋形船がつながれたままですが、よく見ると朝からパドリングを楽しむ人がいました。
天領日田ではお祭りが多く開催されていますのでまた機会あれば遊びに来たいです。
また次の川開き観光祭とか小鹿田焼祭とか来る機会を狙いたいと思います。それだけ魅力いっぱいの日田です。(33)