高知の檮原にやってきましたが歴史旅はさておき、ここからは四国カルストが近いということです。四国カルストは山口県の秋吉台、福岡県の平尾台に並ぶ日本三大カルストのひとつと呼ばれていますがまだ一度も実際に見たことがありません。天気も良いので秋の高原にドライブに行きたいと思います。
まずは坂本龍馬の脱藩で有名な韮ケ峠から四国カルストを目指します。車で尾根沿いに一本道で行けるはずです。
大野ヶ原を通って尾根沿いに東へ進みます。この辺りは道路が1車線で狭い所があります。ライダーもさすがに走りにくそうでした。
地芳峠です。ここからがカルストの入り口と言って良いようです。440号線を下っていくと檮原に出ますので帰りはここを通って帰ることになります。
かなり景色が良くなってきました。四国の山々が360度見渡せるようになってきました。標高1,000mから1,485mの高地にあるとのことで四国の山脈を見渡せます。
いきなり視界がパッと空が開けて緑とカルストの白が目に飛び込んできました。いきなりそのスケールに圧倒されます。
姫鶴平と呼ばれあたりですが爽やかな風が吹き渡り初秋ですが涼しくもなく暑くもなくとにかくめちゃ気持ちイー!という感じです。この先の展望台からは360度の大パノラマが体験できます。
姫鶴荘で宿泊もできますが標高も高い(1300くらい)のでこれからの季節はかなり寒くなるのでしょうね。
あちこちから突き出たような白い石灰岩の中を牛たちがのんびりと放牧されている姿にびっくりします。
停車して近づいて見ても全然逃げる気配もなさそうですね。
広大な緑の大地と放牧された牛たちと、青い空に広がるいわし雲と写真を撮りたいものが一度に迫ってきます。
ここからは説明の必要は無いですね。私の写真の腕が未熟なせいでこの五感の爽快さが伝わりますか心配です。
絶句。
爽快。
素晴らしい自然の力。
横の道路をバイクが駆け抜けても慣れているのか全く逃げたりしないです。
空を見上げると秋だなーと感じてしまいます。
秋の風。
絶景。
爽やか。
赤牛もいました。
人間に慣れている感じです。
まさに天に続いていくような錯覚を覚えるようなドライブコースです。思わずサイコー!と叫びたいです。
景色に見とれて車を走らせていましたら天狗高原まで来てしまいました。見えてきたのは天狗荘です。
駐車場からの眺めですが本当に高原の頂(1485メートル)に立っているのが分かります。夏は大賑わいだったでしょうね。
この建物の中にはなんと、県境が通っていて右が高知県、左が愛媛県に分かれています。四国カルストは高知県と愛媛県にまたがった台地なんですね。
帰りも景色を楽しみながらのドライブです。広い空と秋の雲と高原の風を十分に感じたドライブでした。
440号を下ると空は同じですが田んぼには稲穂が実りやはり秋の訪れを感じました。
カルスト体験初めてでしたが、四国にこんな素晴らしい場所があることを今まで知らなかったです。もし機会があれば来年の夏にまた来てみたいです。もちろんこれから秋になってもススキや爽やかな高原の風に癒されると思います。一度は来てみる価値がありますね。