北海道・函館は私の大好きな街ですが今回たまたま函館を訪問する用事がありましたのでちょうどお祭りの時期に合わせて訪問の計画を立てました。
飛行機で函館空港へ向かいますが天気も良さそうでうれしい限りです。ちょうど降下を開始し始めたころ青森は大間の岬がよく見えました。北海道とは目と鼻の先という感じです。

飛行機は函館山の方向から湯の川温泉の真上くらいを通過して函館空港の滑走路に侵入しますので、すぐ下に函館の街並みがよく見えます。そう空港は街から近くて便利です。

函館駅の前にはきれいな花が咲き乱れていました。

さて今函館が一番盛り上がっている理由は北海道新幹線の開通ですね。とりあえず一目新幹線の駅を見ておきたいと思っていました(札幌開通はまだだいぶ先)ので新函館北斗駅に向かいます。函館からは函館ライナーという快速号が出ていますので約20分で到着します。

函館駅には特急の基地らしきものがありました。
はこだてライナーの電車の車両の中は窓が大きく明るい日差しが差し込む車内です。

新函館北斗駅に到着しましたが確かに出来たばかりですしガラスが多く明るくてピカピカしています。

しかし中から外を眺めてみると本当に何もない!山と畑とため池みたいのがあるだけですが空がとても広く感じます。今後の開発に期待ということなんでしょう。

北海道らしい特急北斗です。
偶然なんですがこの日函館で小田和正のコンサートが予定されているのを見つけたので慌ててネットでチケットを探した次第なんです。実は後日でも東京かどこかで行きたいと考えていたのですがたまたま偶然旅先の函館でばっちり予定が交差してしまい一気に旅のテンションが上がりました。この機会を逃しまいとすぐさまチケット買えて良かったです。

会場の函館アリーナですが路面電車沿いで便利ですね。会場には早くから多くの人が集まっていました。小田和正自身28年振りの函館とのことで感動しますね。あの日あの時ツアートラックが3台停車していて雰囲気を盛り上げています。

小田和正のコンサートは初めて行きましたがとてもよかったですね。学生時代はオフコースをよく聴いていましたが小田和正はいまだに美声は変わらず、69歳になると言うのに会場を動き回って歌声で観客を魅了し全国を駆け回り感動を与え続けています。歳とってパワーアップしている感じがして私もすごいパワーをもらった気がしますし隣の席のおばちゃんはずっと泣いていました。

いやー21時ですが終わりましたがまだ皆余韻に浸っています。
コンサートが終わって腹が減りましたのでホテルの近くのラッキーピエロで夜食をいただきました。今回GLAYも楽屋に差し入れに届けていたという話です。人気ナンバー1セットですが普段食べているハンバーガーと比べても一回り大きいしずっしりと重くて鶏のから揚げの甘いたれが美味しかったです。

さて翌日早起きしましたのでホテル近くを散歩するついでに中島町にある中島三郎助親子の終焉の地をお参りしました。

ペリーの浦賀来航で浦賀奉行所与力だった彼と二人の息子の人生が大きく狂ってしまった中島親子ですが、函館戦争の最も悲惨な話として涙を誘います。
そして少し歩いた公園内には幕府軍の総裁・榎本武揚の銅像が立っています。箱館戦争時旧幕府軍の総裁だった榎本武揚の功績を称え、函館の梁川公園内に建立された銅像です。
また朝食を食べてからまずは函館八幡宮にお参りしました。
ここからは足を延ばして碧血碑にもお参りします。
前日に五稜郭祭のイベントもあったせいか草も刈られ花があげられていました。
土方歳三他800名の幕臣が眠るお墓も寒い冬を越えまた春を迎えました。函館に来るとどうしてもお参りしたくなります。

函館は洋風建築の教会やレトロな建物の喫茶店など散策の魅力もいっぱいです。電停宝来町すぐですが明治38年建造の土蔵を生かした茶房ひし伊ですが街の雰囲気にぴったりですね。コーヒーも美味でした。手前の消火栓も過去の大火の反省から冬の積雪の時期でもよく目立つものにということで現在の黄色のものになったということです。

函館の移動には路面電車は欠かせませんし一日乗り放題600円が役に立ちます。
箱館ハイカラ號も元気に走り回ります。
函館山には一度登っているので予定は無かったのですがあまりに天気が良かったのでこれで登らないと函館の人に悪いなという気がしましたので急きょトンボ帰り覚悟で登ることにしました。
334メートルを僅か5分で登る大きなロープウェイです。
いつ来ても函館山の絶景は素晴らしいです。
360度見渡せるこの山頂で初夏の爽やかな風が通り抜けていく最高の季節ですね。
夜景も素晴らしいですが昼間も絶景です。左手前に見える島はGLAYがコンサートを行ったことで有名になった緑の島で函館の新たな観光スポットです。

下りのロープウェイから元町の教会群が見えてきました。散策するといいですね。

函館を代表する老舗の五島軒ですがやはり満席で入ることは叶いませんでした。ただパンフレットを読んでいると初代料理長の五島英吉氏は函館戦争で榎本、土方と共に五稜郭で戦った経験があるとのこと。やはり歴史があるので様々な深い繋がりがあるのでしょう。

私の中では函館七不思議の一つですがなぜか坂本龍馬の像があるんです。
マンホールも素敵です。
その②に続く(30)