その①から
亀岡に向かうために京都駅で乗り換えますが少し駅地下をぶらぶらしたいので外に出ました。少し雨が降っていましたが相変わらず外国人が多いです。これでも韓国人、中国人は以前よりも減ったのでしょうね。
京都タワーですが久々に京都に来たなと感じます。恐らく5年振りくらいでしょうか。
駅のホームに関西空港へ向かう特急はるかが停車していましたがお洒落なハローキティのラッピング電車です。キティが着物を着て外国人をお出迎えしてくれています。
亀岡へはJR嵯峨野線で向かいますが約20分ですから近いですね。
亀岡には新スタジアムがオープンしたとのことで見学できることを期待します。京都から電車で約20分、駅に近いのでアクセスは良さそうです。
亀岡は保津川下りの始点でもありますので夏の期間は観光客が多く訪れるのでしょうね。この日は強風で中止の様でした。
駅の窓越しにJリーグ京都サンガの新スタジアムが見えています。駅からのアクセスは抜群ですね。
現在このスタジアムの一角で大河ドラマ館「麒麟がくる」が開催されていますので訪れてみます。
ドラマ館では明智光秀がお出迎えしてくれています。亀山城は1570年代に織田信長に命じられた丹波平定に際して光秀が築城したのが始まりです。
光秀の丹波平定の地図が展示されていましたが丹波には訪れてみたい城がいろいろあります。黒井城、八上城、田辺城、宮津城など今回は時間がありませんのでまた次回にしたいです。
「麒麟がくる」の出演者の実物大パネルですが、特に松永久秀が恐くて暴れ回りそうですね。
大河ドラマ館を見学した後は新しいスタジアムを見学して帰ろうと思います。
既にこけら落としは終わっていますが今シーズンのJ2の熱戦がここで見られる予定です。京都サンガもそろそろJ1が恋しいのではないでしょうか。
外から覗いてみると青々とした芝が良く見えました。非常にコンパクトなスタジアムで観客席とピッチの距離が相当近いので迫力ある試合観戦が出来そうです。
座席が全てパープルで統一されているのが印象的です。定員は21600人ということです。
駅前はまだ造成が行われていて何ができるのか不明のままですので楽しみです。
さて一旦亀岡駅に戻ってから反対側の亀山城跡を目指します。亀岡城の様子です。
駅から歩いて突き当りの正面ですが光秀像がお出迎えしてくれます。後ろには堀らしき土垣の池が見えています。
ここが光秀の丹波平定の拠点の亀山城跡になります。
現在は公園になっているようですがかつては三重の堀の巨大な城であったようです。
堀は石垣ではなく土垣の堀になっているようですので木が大きくなって堀に突き出てきています。
天守跡を目指しますが途中で城のものらしい石垣が多く露出しています。
城跡は現在は宗教法人が所有しているということでしたので神域に気を付けて登城します。
宗教法人で入場料を払い天守台を目ざします。
大きな石垣の門を通りますが大きな石垣には石切の跡が残ったままです。
明治初期に廃城になって取り壊されていますが現在は復元されて見事な石垣の天守台が残っています。
穴太積みの石垣は光秀のノウハウが活かされているように感じました。
中央に光秀のお手植えと言われる巨大なイチョウの木が目を惹きます。
胸高幹周は3.12メートルにもなります。
亀山城の築城は天下普請で進められたようで西国大名が多く参加しているとのことです。石垣には石切の跡や刻印が見られて築城時の生々しい状況が浮かびます。
刻印は55種類にも上るそうですが私は2-3か所しか見つけられませんでした。
石垣に犬走りのような作りが見えました。
亀山城は明治の廃城令で取り壊されて現在は石垣とイチョウくらいしか残っていませんが、本能寺の変の際に光秀はこの亀山城から出陣しているなど歴史的意義の大きな城と思います。天守台のイチョウを見上げて光秀の決意に思いを馳せました。(32)
その③へ続く