その①から続く
次の梅探しで東武線で移動して降りたのは亀戸線の小村井駅です。ここから歩いて約5分で小村井香取神社に向かいます。
小村井香取神社ですが近くには亀戸香取神社もありますので間違えないように。梅の見頃に合わせて境内では梅まつりが開催されています。
元々は江戸末期にあった小村井梅屋敷と呼ばれる梅園があったとのことで広重の絵にも残されているということです。しかし明治四十三年の大洪水によって亀戸一帯は大きな被害を受け廃園となりました。それでも平成六年に小村井香取神社の境内の一画に香梅園を再現し85種類120本の梅の木が植栽されています。
第二鳥居と神社ほとんどが大きな楠木に覆われています。
神社自体はこじんまりとしています。
ここの梅は紅白が混じりあって少し不思議な梅の景観になっていました。
境内の一画にこ香梅園があり梅の開花がピークを迎えています。
ここでは珍しいし枝垂れ梅が多く植えられています。四方八方に伸びて垂れ下がっています。
梅らしい可愛らしい色の花が咲き乱れており境内に甘い香りが漂っています。
こんなに綺麗な梅を間近に見れる機会はめったにありませんね。十分楽しめました。
香取神社から亀戸神社は歩いて10分くらいです。途中北十間川を渡りますがこの辺りからはスカイツリーがよく見えるビュースポットです。
最後に梅まつりの亀戸天神を訪れます。かなり多くの人が来ています。
こちらも恒例の梅まつりが開催されています。
亀戸神社と言えば赤い太鼓橋が広重の錦絵にも書かれていて有名ですね。かなり急な階段です。
初詣の際はこの池には氷が張っていましたが今は水が緩んで亀も島に上って日向ぼっこしています。
参道沿いには片側には梅の花が咲いています。左側は藤の棚です。亀戸天神は梅と藤の花が有名です。
参拝の方も多く列に並んでいます。
拝殿の両側に白梅と紅梅が美しく咲き誇っています。
紅梅は本当に美しく良い香りを漂わせています。
拝殿内にも大宰府の梅が置かれていました。
新旧が交差する光景も楽しめるのです。
広重の絵のような枝垂れ梅と太鼓橋のコントラストが面白い写真が撮れそうです。
梅と橋のコントラストです。
昔の人もこんな光景を楽しんでいたのでしょう。
梅の香りに魅かれて本物のメジロがやってきています。寒い冬の間どこで何をしていたのでしょうね。
梅の花を心待ちにしていたメジロたちが枝から枝に飛び交います。
東京十社めぐりの案内が出ていましたね。毎年の正月は七福神めぐりが恒例になっていますので来年の正月はこれにしましょうかね。
こちらは鷽の碑ですが毎年の鷽を捨てて新しい鷽に替える風習がありますね。
この亀戸周辺は江戸時代から梅園で有名で多くの町民が行楽を楽しんだようですね。わざわざ隅田川を渡って江戸の町中から遠足気分でやってきていたのでしょうね。江戸庶民の気分を楽しむことができて楽しかったです。(25)