大分ではワールドカップの試合が全部で5試合行われますが、特に準々決勝の2試合が行われるため世界からもたくさんのサポーターが来県し大いに盛り上がることになります。そんな中、日本チームを応援するのは当然ですが大分に試合に来ることはありません。その代り家の近くの練習場ではフランスチームが毎日練習を行っておりその様子を見に行ってみます。
ラグビーワールドカップのために整備された市営駄野原ラグビー場ですが家から近く、ある日の夕方ワールドカップ仕様のバスが2台停まっているのが見えました。よく見るとバスの横にはフランスの国旗が!。そうです、「レ・ブルー」という愛称で呼ばれるフランスチームが練習を行うグラウンドになっているのでした。
各チームを送迎するための専用ラッピングバスが用意されているようです。大分に8台準備されているのでしょうか。
噂を聞きつけていつの間にかご近所の人を含めて50人もの人が練習終わりを待っています。
練習が終わったようでフランスの選手が出てきました。バスに向かわずに我々の方へ近づいてきてくれました。
真っ先に来てくれたのはプノー選手とイチュリア選手です。
次々と選手が来てくれて気軽にサインと握手をしてくれます。子供たちも大喜びです。
皆フランスのスター選手達ですがとても気さくで間近でサインしてくれました。
チームの主将のギラド選手も。
フルバックのメダール選手とロレ選手。
ユジェ選手も気軽に握手してくれました。
マキシム・マシュノー選手。
プロップのシリル・バイユ選手ですが太い腕にタトーが光りますがとても優しそうでした。
スリマニ選手と若きスクラムハーフのデュポン選手。
バスを待たしているのでサインが終わるとダッシュでバスに戻ります。
これからホテルに戻るのでしょうね。バスがグラウンドを出発しますので多くの人が見送ります。
この日もらったサインは全部で20名にもなりました。宝物としてしばらくは家の居間に飾っておきます。よく見るとサインの横にカタカナで名前を書いてくれた選手もいます。ナダール選手とロレ選手です。
ベスト8の8チームのうち4チームが大分で激突します。サインもしてもらい近くのグラウンドで練習してきたこともあってフランスチームを応援したくなりました。今回対戦するウェールズも強いライバル国なので必勝を祈ります。
さて、試合当日の昼過ぎになりますが試合に向かうフランスチームを見送るために彼らの宿泊しているホテルに足を運んでみます。まだバスが停まっていますね。
これからホテルを出るようでバスがエンジンをかけてスタンバイしています。選手はまだ姿を見せませんがホテルの出入り口に緊張感が漂っています。
選手を決戦の地へ運んでいきます。
しばらく待っていましたがいよいよ決戦に向けてホテルから選手が出てきました。次々とバスに乗り込みます。
スミラニ選手です。
こちらはシリル・バイユ選手ですね。
いよいよウェールズとの決戦の地の昭和電工ドームを目指して2台のバスが出ていきます。必ず勝って戻ってきてほしいです。勝っても負けても大分にいるのはあと1日だけということになりますね。
選手を見送った後に祝祭の広場まで歩いて見ますとここも多くのサポーターで賑わっていました。
掲げられた国旗もウェールズvsフランスが手前に並べられています。天気も良いので皆美味そうにビールをあおっています。
大分駅の前ではビールのスタンドが出て多くのサポーターが集まっているのが分かります。
青のフランスと赤のウェールズの呉越同舟といったところでしょうか。試合前で和気あいあいのビールの時間ですね。
上野口の噴水の回りにはウェールズサポが決起集会をしていました。比率から見て圧倒的に赤のサポーターが多く目に付きました。
当日の雰囲気を味わいたいのでファンゾーンまでやってきました。普段より人が多かったです。
試合にはまだ時間がありましたのでファンゾーンには入れましたが席はもう埋まっていました。フランス戦をここで見るのは無理の様ですね。
準々決勝の結果はご存知の通りたいへん良い試合でしたがフランスは1点差で負けてしまい残念でした。反則のペナルティー退場者が出て逆転されるなど本当に無念の敗退と思います。私も近所での練習が無ければフランスチームを応援することは無かったと思いますがこれも“一生に一度”の体験になるのでしょう。お蔭でたいへんワールドカップを身近に感じて楽しむことが出来ました。また4年後のフランス大会が盛り上がるといいですね。(30)