函館は3年振りですが、歴史好きの私はもう少し箱館戦争や土方歳三の足跡を確認したく、函館市を中心に近隣まで足を延ばし歴史をおさらいする旅となりました。(2014/07)
梅雨の無い北海道ですが、どんよりとした7月に函館にやってきました。今日明日の二日間、思い切り函館の歴史と文化に触れたいと思います。まずは函館駅ですがきれいで中も明るく機能的な印象です。
函館れんが倉庫から函館山の眺めです。少し雲がかかっています。
最近時々テレビなどで取り上げられる北島三郎記念館です。
函館に来たことを実感させる道路案内です。
いきなり最初に出会った路面電車がハイカラ号です。この旅の幸先の良さを表しているようですね。まずは近くを散策してみたいと思います。
まずは元町の散策からスタートです。 路面電車の十字街駅から旧函館区民公会堂を訪れました。
この美しい外観はまさに函館の象徴ですので函館に来るたびに訪れます。
2階のベランダから見おろす初夏のこの風景は爽やかでとても心に残ります。確か長崎のグラバー邸からの風景にも似ていると思いました。
洋館や教会が点在し異国情緒が溢れます。 函館ハリストス正教会です。
この地区は他にも多くの洋館・協会が点在します。坂が多いですが海からの風が心地よいです。
これも有名な八幡坂で記念撮影の絶景ポイントです。この日は函館山頂は濃い霧でしたが坂からの眺めは良かったですね。高台の洋館から港を見下ろすこの雰囲気は長崎とよく似ていますね。長崎にもグラバー邸がありますしね。
海外の団体が多いようですがいつもたくさんの人が写真を撮ったりしています。
坂の途中にはソフトクリーム屋さんとか食べ物やさんもありますが、こんな蔦のからまる家もとてもこの坂の街に似合います。 風に吹かれて食べるソフトクリームは美味いですね。
函館には何故か坂本龍馬記念館がありますね。実際に龍馬が北海道を訪問したわけではないですが、蝦夷の開拓という野望があったと言われています。十字街駅隣には大きな龍馬像もありました。
幕末で函館が出てくるのは戊辰戦争の最後の最後の段階ですね。
函館ベイ美食倶楽部という金森赤レンガ倉庫群近くのベイエリアにある飲食店の複合施設です。
グルメのお土産も豊富ですので時間があれば帰りに寄りたいですね。
それではここからレンタカーを借りて、半島を一周して江差方面へ向かいます。途中木古内町を通っていたら咸臨丸の碑とモニュメントを見つけました(サラキ岬)。
あの勝海舟の咸臨丸が箱館戦争の後輸送船として本州と北海道を往復していたのですが、ある日しけに会い沈没してこのあたりに沈んでいるとのことです。
ああ咸臨丸に捧げる詩の碑です。
この船には新天地を求めて移住を求める伊達藩白石城主片倉小十郎以下家臣・家族400名が乗っており、助かった後に札幌に入植して後の白石区の名前の由縁となったとのこと。数奇な運命の咸臨丸は今は静かにこの地の沖で眠っています。岬では咸臨丸の功績と故郷のオランダを偲んでチューリップ祭りが開かれるそうです。
途中の知内町ですが道の駅の裏では新幹線の工事が進んでいました。その横を函館本線の特急が通過していきます。
そして最近知内町の名所になっていますが、北海道と本州をつなぐ青函トンネルの出入り口です。この位置で展望台が設置され列車の出入りを眺めることができます。
トンネルについてどこから見たらよいか分からなかったのですが、こんな展望台があったのですぐに分かりました。ありがたいですね。
さらに進むと北海道の最南端の白神岬です。後ろに見えるようにこの道路沿いは奇岩怪岩が多く波も半端なく荒い所が多いようですね。
日本最北にある天守閣を持つ城郭の松前城です。ここも新政府軍と幕府軍の戦闘があった場所です。可愛らしい城という印象で、眼下には海が広がり海からの侵入者を見張っているような目的を感じます。
天守というか櫓の中は見学が可能でした。
松前城の案内板です。
その②へ続く (30)