いよいよオホーツク海に出まして斜里までやってきました。一番驚いたのがJR知床斜里駅舎です。以前来た時から建て替えられて大変きれいなでお洒落な駅舎に替わっていました。
暖かい駅の中にはギャラリーもあってゆっくりできる空間が作られています。
多くの観光客を受け入れる知床の玄関ですからね。
斜里町から知床に向かう国道244号、334号とつながる約18キロの直線道路がありすが天に続く道と呼ばれています。
確かに道の先が天に消えて行ってるように見えます。北海道らしい景観です。
道で写真を撮らないように写真用の展望台も用意されていました。でも車が少ないので道の真ん中から堂々と写真を撮ることができました。
斜里から知床へは一本道ですが車窓にオホーツク海と知床半島が見えてきました。ウトロはもうすぐですが来るのは十年以上振りです。
オシンコシンの滝に来ると知床に来たなという実感があります。
滝はまだ凍っていますので足元を注意しながら歩いて登ります。
おっと、道端に横たわる動物が!、キタキツネが出てきています。車が止まったりしますが餌を与えるのは厳禁ですし触るのも禁止です。
こういう慣れたキツネをおねだりキツネと呼ばれていました。何とも不思議な光景です。
やたら人に慣れたキタキツネもいるのですが、駐車場をうろつくキツネも明らかに餌をねだっているようです。エヒノコックスの媒体と言われてますので観光客は気を付けて。
途中ウトロ港に寄ってみます。
ウトロ港は巨岩が多いですが港の有名なシンボルのゴジラ岩です。
知床遺産センターに着きました。道の駅うとろシリエトクに隣接する形で作られた世界遺産を目で見て学べる施設です。      

展示のパネルなどを観ながらコーヒーで一服できました。

さて初参加ですが2017雪壁ウォーキング大会の集合場所である知床自然センターに着きました。これから知床峠へウォーキングに出発します。以前もこの施設に来ていますがほとんど記憶が無いのです。
センターのホールにて2017雪壁ウォーキングの開幕式が開催されましたがその時の様子です。町長さんの御挨拶です。
6台のバスに別れて知床峠頂上を目指します。ある程度予想していましたがかなり寒そうです。
まだいっさいの生物・動物が眠りに付いているようです。
知床峠に到着しました。気温も低いですがなんといっても風が強いです。吹き飛ばされそうです。 向こうに見える羅臼岳は標高1661メートルです。
寒いですが冬の知床峠の風を楽しんでいる様子が見えますね。
知床峠から遠くにオホーツク海を眺めることができました。その雄大な景観に感動です。
雪の壁と道を楽しみながらウォーキングを始めていきます。
頂上から少し移動しウォーキングを開始します。約5キロの下り道になります。
途中雪壁の高いところもありますが止まると寒いのでひたすら歩き続けます。壁はカチンカチンです。
雪の壁という表現がぴったりです。
かなりウトロに近く下りてくると景観も白樺の木々が増えてきます。
素晴らしい景色の中を歩いていることに気が付かされます。
さて大会の最後を飾るのは国道334号線知床横断道路の除雪作業の見学です。見学ができるように雪がそのまま残されています。
除雪車が2台で残った雪の除雪が始まりました。
初めて見ましたが音も静かに目の前で淡々と雪が飛ばされていくのが迫力あります。
なるほど、こうやって雪に閉ざされた道路はすこしずつ通れるようになっていくのですね。
さて無事にウォーキングも完走し終了しゴールでは暖かい魚汁を頂きました。さあこれから一路女満別空港を目指します。景色も素晴らしいですが時間も無いのでノンストップで走り続けます。
そう言えば少し回りの景色が明るくなってきていると思いませんか、そうです、ここ知床にも春が近づいてきているのです。寒い中にもそんな匂いを感じながら走ることができました。
高倉健さんの網走番外地の撮影の舞台ともなった北浜駅です。
女満別空港に到着しました。北海道での最後の食事を食べて東京に帰ります。 
いつ来ても北海道は魅力がいっぱいです。特に知床の素晴らしい大自然を満喫できて良かったです。これから春を迎え北海道は一気に生命力が溢れて来ます。また来るチャンスを祈ります。良い経験をさせてもらいました。(37)