2日目の朝8時に山中温泉を出発します。昨日は到着が遅くなったので周りの景色に気が付かなかったのですが目の前の山々は綺麗に紅葉しています。
ゆっくり散策したかったですが今回のツアーは余分な時間はありません。でも温泉は良かったので昨日の疲れは残っていません。朝風呂にも入って気持ちの良いスタートが切れました。夕食も地元の魚を食べてビールを飲んでゆっくりと休めました。
ホテルのロビーにはなんと、合掌作りのお部屋がありました。
まず向かったのでは福井市の市街にある続100名城の⑤福井城です。
素晴らしい石垣が見えてきましてテンションが上がりますが天気はどんよりとしています。
現在の本丸跡には福井県庁、県警察本部などが建っています。
石垣がかなり高く立派ですね。打込み接ぎになるのでしょうか。こんな立派な石垣を持つ城になったのも結城秀康は家康の次男ですからほとんど天下普請で作らせた城なんでしょう。
各藩の刻印石も見えました。
今回結城秀康像前でガイドさんのお話を聞いていたところ突然空から雹というか霰というかバラバラと粒状の雪が降ってきました。北陸の天気の厳しさを少し感じましたがこの後もっとすごい体験をすることになります。(越前大野城にて)北陸恐るべし!
福井の名前の元になった井戸が新しくなっていました。ただ元々は福居とも呼ばれていたという説もあるようです。
地面にはどんどん雪の塊が増えていきます。
福井の歴史の福の井です。
昨年の城郭試験にも出ていましたが雁木と言われる階段状の石段です。
小天守台の石垣は1948年の福井地震で崩壊したままです。震度6の揺れに襲われました。
天守台に上がってみましたが地震の影響か地面が傾いて歪んでいます。
内堀に掛かる御本城橋から見た大手門ですが現在でも全くそのまま石垣が残っていますね。
橋を横から見てもなかなか歴史を感じることができます。
そしてここから歩くこと約15分で⑥北の庄城跡の柴田神社を訪れます。
北の庄城跡には柴田神社が建っています。
お市の方と3姉妹の像がお迎えしてくれます北の庄城跡です。ここに来るのは3回目ですね。
甕割りの柴田勝頼ですが秀吉に攻められてお市の方と共に自刃となってしまいました。
瓶割り柴田として有名ですね。
この辺りは発掘調査が行われて北の庄城のものと思われる古い石垣が地面の下から見つかっています。
柴田勝頼とお市さんは自刃となりましたが3姉妹は3人とも良い人に嫁いでいるために柴田神社は良縁の神社とも言われているそうです。特にお江さんの娘は将軍と天皇家に嫁いでいます。
戦乱の時代を生き抜いた三姉妹です。