今年も大野川合戦祭りの季節がやってきました。合戦としてはあまり有名では無いのですが秀吉が九州統一を狙って島津軍との対決を行った戦です。大友軍を支援する秀吉軍計六千余と島津軍二万五千が激突した戦です。(2018/11/10) 

JRの中判田駅から会場へ向かいます。

約3キロほど歩いた上に河原の土手をてくてく歩いてやっと会場が見えてきました。

車の数が多いです。確かに歩いて行くにはちと場所が遠いですね。駅からシャトルバスとか出してほしいです。

天気も良く河原の風に合戦の幟がきれいにはためいています。

大野川の河川敷の会場の雰囲気は盛り上がっていますね。ステージの音響が響いています。

河原には騎馬疾走の準備のために騎馬が準備をしています。

ステージでは次々にイベントやショーが行われていますが、その横でなかなかグルメが充実しているのが合戦祭りです。私がこの祭りにくるのは戸次のほうちょうを食べたいからです。

うどんと作り方は同じですがショウガのほどよい辛さが溶け合ったつゆにもちもち麺が本当に美味しいです。イベントでしか食べれないので確実に食べれる戸次の合戦祭りが楽しみにしています。保存会の方が出してくれていますね。

私が着いた時にはステージ上では合戦よさこいが行われていました。

小さい子も激しい太鼓の響きに合わせて激しく踊ります。

普通のよさこいよりも激しく合戦調で迫力がありました。

その後は大友軍に支援の部隊が到着するという着陣の儀式が行われます。

続々と大友支援部隊が到着します。

四国勢も駆けつけて大友側の陣営が整っての着陣式が行われました。

いよいよ結束して島津を迎え討つという段取りです。しかしこの戦の結果は秀吉より本体が着くまでは急ぐなと指示されていたにもかかわらず強引に渡河したため島津軍の釣り野伏に釣られてしまうのです。大友軍が破滅に向かいます。

南蛮ユニットの七色こんぺいとうの踊りが花を添えます。

河原にゴザを敷いて家族でのんびりと見ている人が多いようです。夜遅くまでありますので途中あまり体力を使わないようにした方がよいですね。こんな河原で楽しめるイベントも少ないでしょう。

馬も次の出番まではのんびり水を飲んでくつろいでいます。

これから夜にかけて合戦絵巻へとどんどん盛り上がっていくのですが今回は都合により残念ですがこれで引き揚げます。この祭りのメインは夜にかけて篝火が点いてからなんですね。19時から出陣式ですから。明日も天面山で続きます。

すっかり定着しているようなのでまた来年のお楽しみですね。御触書が楽しみです。

その翌日はホルトホールにて大分歌舞伎「紹運」を観劇しました。紹運が島津からの攻撃を岩屋城で守り抜く最後の戦いに

感動しました。大友宗麟を支えて義に生きたて義に散った戦国の華でした。私の個人的な意見ですが島津と大友の戦いなどを中心に毛利や竜造寺との抗争などがなかなか面白くNHK大河ドラマに推薦したいと思うのですがね。

そろそろ秋のイベントも終盤になってきました。今年は土日が大忙しで府内城、大友宗麟、家臣団、ザビエルなどに関する歴史イベントが多くて楽しかったです。自分の知識の勉強にもなりましたし何と言ってもこの大分の歴史に誇りを持つことができました。

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