さてお城は天守閣以外にも魅力がいっぱいです。ここは私なりの名城を北から順に載せてみたいと思います。私が自分の足で回って撮ったものです。
①五稜郭
まずは西洋式の星形城郭の函館五稜郭です。函館は大好きなので何度も訪れていますがそのたびに五稜郭を散策します。ここも箱館戦争の歴史を感じられるパワースポットですね。高さが無いのでしっかりと武者返しの付いた石垣です。
②七尾城
上杉謙信や前田利家が登場する能登の歴史舞台の城です。小さい石を低く石垣を何段にも積み重ねた本丸の石垣を中心に各曲輪の石垣のほとんどが現存します。
③龍岡城
星型稜堡と言えば函館五稜郭が有名ですが実は日本にはもう一つこの龍岡城が星型の洋式城郭です。幕末に築城されましたが完成後約五年で廃城になってしまいました。箱館よりも規模は小さいですが星形の縄張りは散策して確認することができます。
④安土城
信長の館・安土城です。長い長い石段の先の安土山山上に五層七重の天主閣がありました。400年を経て石垣や礎石が往時をしのばせてくれる。天守は無いですが国宝級の価値のある城跡と思います。
⑤竹田城
こちらはお馴染みの天空の城、竹田城です。天気が良くて雲海にはお目にかかれませんでしたが360度見渡せる景観は素晴らしくまたこの山頂にこれだけの石垣をよく運んだなと感心させられます。
⑥伊賀上野城
藤堂高虎が大改修したと言われる伊賀上野城の高石垣です。高さ30メートルと言われ石垣の上から見下ろすと目がくらみます。大阪城の秀頼軍との戦いの備えは万全です。
⑦大阪城
これは大阪城でも最大の蛸石と呼ばれている巨大石垣です。大阪城で一番大きい石といわれ広さは畳にして約36枚分とのことです。いったいどこからどうやって運んだのか歴史の謎に興味が尽きません。
⑧鳥取城
戦国時代から江戸末期にかけての城郭形態の変化を窺うことができることから「城郭の博物館」の異名を持つ鳥取城ですが中でも球面を持つ巻石垣天球石垣、巻石垣が復元されています。ここでしか見れない珍しい石垣です。
⑨三原城
新幹線ホームを突き抜けるというか城の中を新幹線が突き抜けたという珍しい絵面です。小早川隆景もビックリでしょう。三原城は海に向かって船入りを開き城郭と軍港としての機能を備えた名城で満潮時にはあたかも海に浮かんだように見えたので浮城と呼ばれていました。
⑩丸亀城
天守は日本一小さいのですが、内堀から四層に積み重なった石垣は美しく高さは約60mあり日本一です。
⑪岡城
岡城は豊後竹田にある山城ですので竹田城とも呼ばれあの備中竹田城と間違われることがありますが、岡城も石垣の景観が素晴らしく哀愁を感じるため滝廉太郎の荒城の月のモチーフになったと言われます。
⑫島原城
素晴らしい総石垣の城ですがわずか4万石の知行に見合わない大規模のお城の普請は領民の反感を買いあの島原の乱を引き起こす一因となったと言われます。
⑬今帰仁城
沖縄の城らしい石灰岩の石を積み上げて美しい曲線の城壁です。琉球が中山に統一される前の三山鼎立時代の北山の城にあたります。この景観はあの万里の長城とイメージが重なりほど長い城壁が続きます。
⑭中城城
琉球王国のグスク及び関連遺産群のひとつとして世界遺産登録されている中城城のアーチ門です。琉球石灰岩という沖縄特有の石材は加工しやすいため曲線の美しい石垣が実現します。
随時追加していきます (14)