全国のパワースポットめぐりが私のライフワークですね。中でもお城とか古戦場は超の付くパワースポットと思います。世の中100名城とかを巡るのがブームになっていますが、ここは私なりの名城を北から順に載せてみたいと思います。まずはお城の象徴である立派な天守閣を持つお城を選びます。(一部・櫓) もちろん私が自分の足で回って撮ったものですがまあ日本中良く回ってますね。

 
①北海道・松前城
北から選ぶとどうしても五稜郭になってしまいますが五稜郭は天守が無いのでまた次の特集で。函館からは車で1時間半くらいで松前城ですが、函館戦争の際に土方歳三軍に攻められた短時間で落城した歴史があります。海の見張りの意味合いが強かったようです。

②弘前城

この城も堀や櫓門など縄張りがきれいに残っていて城全体で国宝にしてほしいと思っています。この角度から天守を撮ると向きによって窓や狭間の景観が違うのが分かります。これも弘前城の特徴です。

③会津若松城

歴史好きならこの城も絶対に外せません。会津の歴史を振り返ると今堂々とそびえ立つこの天守はまさに会津人の心意気をも感じてしまいます。上から撮ると赤い瓦が威風堂々ですね。

④越前大野城

なかなか行けないお城ですので秋の頃やっとのこと訪れたのですが、途中天気が急変しまるで私の登城を阻むように大雪となってしまいました。何とか無事に戻れましたが天空の城ならぬ、荒天の城が撮れました。さすがは越前大野城!、天気までも防御に付けている。

⑤丸岡城

こちらは国宝の丸岡城、さすがに日本最古と言われる天守ということもあって外観も内観も歴史を感じさせられます。古びた感じが最高です。屋根瓦には石瓦が使われており寒冷地仕様になっています。

⑥松本城

そして国宝の城をもう一つ、美しすぎる松本城です。月見櫓を付けてからは戦争の城というよりも優雅を楽しむ城になったようですね。言葉は要らずうっとりといつまでも眺めていたいです。

⑦高島城

あまり有名ではないですが諏訪湖の湖畔に建つこの高島城も外壁が美しく目を惹きます。高島城は別名「浮城」とも呼ばれていたこともうなづけます。外壁が個性的な色合いでとても気に入りました。

⑧岡崎城

徳川家康が誕生した岡崎城です。家康自身が6歳までこの城で過ごしその後は今川の人質として駿府に送られて成長しました。母親とは

3歳で引き裂かれておりまさに家康の苦悩と我慢の人生のスタートとなった城です。

⑨名古屋城

作り直された本丸御殿も輝いていますが名古屋城の天守は木造に再建されます。この日天守に登ったのが最後になります。名古屋市民の誇りですがまた生まれ変われる日までさようなら、見納めです。

⑩長浜城

織田信長から拝領し秀吉が建てた城としても有名な長浜城です。琵琶湖畔に建ちますので信長や秀吉が活躍した当時と同じ風景を味わうことができます。

⑪犬山城

こちらも国宝犬山城です。丸岡城と最古を争うだけあって風格は素晴らしいです。ここもかなり戦に巻き込まれていますがよくぞ残った、あっぱれを送りたいです。

⑫岐阜城

金華山山頂にそびえる織田信長の城として有名な岐阜城です。いまだに山麓からは信長の居館跡らしきものが発掘されています。山頂まで登るのは一苦労ですが今はロープウェーがありますので楽ちんです。

⑬清州城

信長時代にはここ清州が中心でした。 交通の要所であり清須会議や関ケ原にも登場する戦国時代の要所でもあります。赤い廻り縁がアクセントですね。

⑭彦根城

御存じヒコにゃんの彦根城です。確かに縄張りは広大で戦略性に富んでいるのですが天守は意外とコンパクトな3重の天守です。

⑮和歌山城

和歌山城は紀州を平定した豊臣秀吉が弟の秀長に築城させたのが始まりです。その築城は藤堂高虎です。そして1619年には徳川家康の第10男・頼宣が入城し紀州55万5千石の城となり、水戸・尾張と並ぶ徳川御三家のひとつとして歴史を刻んできました。

⑯備中松山城

こちらもかなりの山城で山道をマイクロバスに乗り換えて登った記憶があります。天然の岩盤を使った天守の石垣が見事でした。ところどころに猿の糞とかが落ちていました。

⑰松江城

創建時のお札が見つかって2015年に5つ目の国宝の城になった松江城です。古い古いと言われてその証拠が見つかるまで長かったです。松江の古風な伝統の祖になったお城です。

⑱姫路城

さすがにスケールが大きい姫路城です。下から見上げるだけで圧倒されます。改修も終わり白漆喰の城壁が白く輝きます。まさに白鷺城です。観光客で一杯で天守の上まで上がるのが一苦労でした。

⑲大阪城

現在の天守はかつての秀吉の天守の上に築城されました。独立式層塔型5重5階地下1階の大天守で太陽に輝く金色の鯱や金具が神々しいです。高石垣も素晴らしい、場内の巨石も圧巻と全てにおいて目を見張らせる威厳と力を放っています。

⑳岡山城

壁に黒漆塗りの下見板を取付けた外観のために烏城と呼ばれています。豊臣家五大老の一人・宇喜多秀家が築城した城ですが秀家自身は関ケ原の戦いで西軍に付いて敗退、八丈島に流されて二度とこの城に戻ることはできませんでした。

㉑福山城

家康の従兄弟の水野勝成が毛利氏など西日本の有力外様に対する抑えとして作られた城ですので、一国一城令の後にも関わらず十万石の城主の居城としては考えられないほど大規模な城が許されました。

㉒岩国城

関ヶ原の戦いで領地を縮小された毛利家は吉川広家の築城です。最上階をその下階より大きい南蛮作り様式ですので不格好に見えてしまうのは私だけ?ですか。錦帯橋を見下ろす横山山頂の山城でロープウェイで登って絶景が楽しめます。

㉓今治城

関ヶ原の戦いでの功により伊予半国20万石を領した藤堂高虎が瀬戸内海に面した海岸に築いた大規模な平城です。その後天守は解体されての丹波亀山城亀山城へ移築されたと言われています。

㉔宇和島城

こちらも可愛らしい3重の天守の宇和島城ですが藤堂高虎の築城です。その後伊達政宗の長男秀宗が10万石で入封したことで宇和島藩は伊達の文化が継承されています。

㉕高知城

関ケ原の戦いで西軍に付いた長曾我部盛親が改易された後に入封した山内一豊が高知に築城した高知城です。追手門や天守に続く本丸御殿が有名な名城です。

㉖大洲城

この城も藤堂高虎が整備していますが現在の天守は大洲市市制施行50周年記念事業で、当時の工法・木造で復元されたものとして有名です。

㉗唐津城

秀吉の名護屋城のに近いところに5層5階の大天守の唐津城が存在します。実際に名護屋城の遺材を使用して作られたと言われますが天守からは虹の松原や唐津湾の素晴らしい眺めが一望できます。

㉘熊本城

地震の被害前の熊本城です。西南戦争にも落ちなかった堅牢な城です。加藤清正は今でも人気が高いですが清正の子・加藤忠広は改易されたため加藤家は2代で途絶え、細川忠利が肥後54万石の領主となり熊本城に入りました。早く復興されることを願います。

㉙小倉城

小倉駅から歩いて10分ですが4重5階の大天守が存在します。関ケ原の戦いの功により細川忠興が築城しましたが4階より5階が大きい天守閣の「唐造り」が特徴です。現在は岩国城天守、高松城天守が南蛮作りです。

㉚中津城

前の大河ドラマの軍師官兵衛の黒田官兵衛の居城だった城です。日本三大海城の一つと言われています。黒田時代の石垣とその後の細川氏の時代の石垣の境目を見ることができます。

以上とりとめもなく天守のある30の城を揚げてみました。もちろん全部私が撮った写真です。どこの城も独自の歴史や築城の事情があったりと勉強すると楽しいです。また次に石垣編とか櫓編とかを載せたいです。

 

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