翌日は福井から足を伸ばして敦賀市へ向かいました。まずは私が行きたかった金ケ崎宮です。
ここは何と言っても信長や秀吉や家康が揃って北陸征伐を目指した戦いの舞台の場所です。
この金ケ崎宮では縁結びの他に、お市の方が兄の信長に袋のねずみになりそうだと知らせた両縛りの小豆袋をかたどったお守りが難関突破の御利益があるとして人気です。真相は分かりかねますが思わず買ってしまいました。
浅井長政の裏切りで窮地に陥った際に、秀吉が殿(しんがり)を勤めて信長を岐阜まで逃がしたことが「金ケ崎の退き口」として有名です。遊歩道を登ったところに古戦場の碑が建っていました。この窮地を乗り越えて秀吉も後に全国統一を果たしたので戦国の歴史上も非常に重要な場所と言えます。
金ケ崎の全景です。
金ケ崎からはすぐ眼下に敦賀湾が見下ろせます。
次に敦賀と言えば気比神宮と言われる気比神社に向かいます。
702年創建の北陸道総鎮守です。丁度のこの2日から気比神宮では祭りの真っ最中で参道にもたくさんの出店が出ていました。
古いものではありませんが気比神社の拝殿です。お詣りいたします。
なかなか来る機会が無い神社ですのでしっかりとお詣りさせていただきました。
敦賀まつりの山車を展示しているみなとつるが山車会館です。
敦賀城主・大谷吉継の功績を紹介するコーナなどが興味深いです。
この山車は関ヶ原の戦いを表していますが、3人の武将がなかなかリアルです。
勝てるわけの無い戦いに臨む石田三成を見捨てることなく味方となって散っていった男気に満ちた大谷吉継です。
武将の鎧・甲冑の展示が壮観です。
また敦賀市内をめぐります。敦賀城主・大谷吉継の菩提寺、永賞寺を訪れます。
ここには吉継の供養塔と言われる九重塔が伝わります。
その敦賀城があった場所というのは現在の敦賀西小学校のあたりということで石碑が立っています。
メニューが豊富で迷いましたがやはり一番のお薦めのソースかつ丼を頂きました。
初めての人が頼んだらビックリすると思いますが、これが福井とか新潟とかでは割と普通になっていますね。ルーツは意外に古くヨーロッパ軒の先代が考案したメニューだそうです。美味い!!
短い滞在でしたが町全体に大谷吉継の魂が満ち溢れているのを感じました。この後は再び福井に戻ります。