東京は11月末から12月が紅葉のピークになります。そろそろ見頃を迎えた公園も出てきているようですので天気の良い週末にいくつか回ってみることにしました。
元々は徳川3代将軍家光の三男で甲府藩主の松平綱重のお屋敷だった場所です。その後綱重の子家宣が6代将軍になったことで将軍家の別邸にして江戸城を守る出城の役割も担ったようで、作りが城の門構えになっています。切込みはぎの巨石が櫓門を支えています。
ただ内側の石垣を見ると火災に会ったように割れているところが分かります。これは関東大震災の時の痕跡ということです。
案内板にあるように元々は徳川将軍の鷹狩り場だった場所です。
園内に入ってみるとその紅葉もきれいですが汐留のビル群とのコントラストが面白いですね。江戸時代と平成時代との融合とでも言ったらいいでしょうか。園内はとにかく広いです。全部回ると結構疲れます。
海側から内側を写真に撮ろうとするとどうしてもビルが入ってきます。しかも太陽を反射して光っています。
約300年前6代将軍家宣が改修した時に植えたと伝わる3百年の松です。
浜離宮は海水を引き入れた珍しい庭園ですので潮の干満によって趣も変わると言われます。塩入の池の中央にある御茶屋では将軍をはじめ多くの方がここで庭園遊びをして楽しんでいたと言われます。
庚申堂鴨場と言われる池ですが実際に鴨がたくさん泳いでいるのが見えました。実際に鴨の様子を観察する小覗も残っています。
こちらは復元された燕の御茶屋です。
池に写った逆さコンラッドホテルですが怒られますかね。
園内には内堀があって海から船が入ることが出来たようです。京都、大阪などから届いた荷物を江戸城に入れる途中の中継地点として使われていたようです。
こちらは潮入の池の満ち干を調節すための水門です。海につながっているので当然満潮と干潮で水位が上下したので水門を開閉し池の水位を調整したのだそうです。
都内では唯一の江戸庭園で現存の海水池で生き物も当然海のものが入ってきます。
園内には水上バス乗り場もあります。これの乗れば浅草まで約40分で着くそうです。
ちょうど水上バスが入ってきました。
次に天気が良くなって来たので東京で紅葉・黄葉のの3本の指に入る人気のスポットに行ってみることにします。②神宮外苑のいちょう並木です。地下鉄の外苑前で降りて歩いてすぐですがいちょう並木が見えてきました。
青山通りから四列にいちょうの木々が連なるその景観は東京を代表する人気スポットとなっています。突き当りに見えるのは聖徳記念絵画館という建物だそうです。
近づくとさらにきれいに見えてきました。
徐々に日が差してきたので黄色が鮮やかになってきました。確かにテレビとかで見る通りですね。きれいに並んだ銀杏の木々とたくさんの人たちです。
この黄葉の時期に合わせていちょう祭りなるイベントが開催されています。
全国のたくさんのグルメの屋台が並んで出ていてすごい人です。人気の屋台には長蛇の列ができています。いい匂いが漂ってきますのでビールを片手にいちょうの黄葉狩りというのもなかなか良いですね。
帰り道は歩道側の方を歩いてみました。こちらは木と木の幅が狭く上を見上げてもても黄色しか見えません。
いちょうの葉は散るのが早いといわれますのでもしかしたら今日が見納めだったかも知れません。来週週末はもう散ってしまっているかもしれないです。良い日に来てよかったです。昼になると人がどんどん増えてきています。
次に東京ドームの隣に広がる③小石川後楽園を訪問します。小石川後楽園は水戸徳川家水戸藩初代藩主・徳川頼房が三代将軍家光から与えられたこの地に築いた回遊式の庭園です。
池の周りにたくさんの紅葉が植えられています。ちょうど今週がピークを迎えている感じです。
色とりどりの紅葉が池に写って絵画のような美しさですね。
池の中央に蓬莱島を望みます。
回遊式庭園の周りを遊歩道が整備されており散策を楽しむことができます。
池に写った逆さ東京ドームはいかがでしょうか。東京の都会のど真ん中にこんな自然いっぱいの公園があるのも不思議なくらいですね。
緑、赤、黄色と色とりどりでこの季節の素晴らしい色彩です。後ろは中央大学タワーです。
後楽園は池が鏡のように美しくてきれいに紅葉を映します。
太陽に映える裏もみじが超きれいです。
紅葉の色が濃いですね。
晴天に恵まれて後楽園を堪能できました。
後楽園の外周に使われている石垣は江戸城のものを利用したと書かれていましたが確かに矢穴はあるし刻印もある城の普請に使われた石垣ですね。
今回東京で人気の3か所に行ってみましたがちょうど天気も良く紅葉もピークを迎えていたので今週が最後かなと思います。もしかしたら来週も見れるところが有るかもしれませんが天気もあるしどうなるか分かりませんね。とにかく今週楽しめて良かったです。