前日は夜中に車をとばして今帰仁村に宿泊しました。宿は寝るだけのライダーハウス的な民宿に泊めてもらいました。特に不便もなく快適でした。
さてこの日は朝8時から今帰仁村城跡を訪れます。
沖縄にある世界遺産の最後の訪問になります。那覇から車で1時間半はかかりますのでなかなか来る機会が無かったので楽しみにしていました。
今帰仁村城は13世紀の三山鼎立時代の山北王の居城でしたが琉球が統一された後は監守が置かれていました。
下から見上げると城郭の曲線が非常に美しいですね。
城内への正門に当たる平郎門です。古いグスクなのが荒い石積みから分かります。
平郎門を入ると石畳道と階段が続きます。今帰仁村城は桜の名所と言われています。桜まつりは本土と違って1~2月です。
七つあったと言われる郭の一つ、志慶真門郭ですが広々としています。城主に仕えた家臣達の住居跡が発見されています。
志慶真門郭から見上げるとグスク内でもかなり高低差があることが分かります。
石の積み方も荒い野積みなので今にも崩れてきそうで少々恐かったです。
今帰仁村城は北山の警備の意味合いもあったそうなので北の海が見渡せることも重要だったと思います。この日は生憎の曇空の天気でしたが海は何とか見渡せました。
今帰仁城跡の外郭には古宇利殿内と呼ばれる祠がありました。祠は古宇利島の方向を向いていて、旧暦8月には古宇利島の人々がここから古宇利島に向かって遥拝する伝統があるそうです。今は橋でつながった古宇利島は昔から神の島であったのでしょう。
今帰仁村城を見た後は足を伸ばして島に渡ってみることにします。最近よく雑誌で見かける沖縄のビュースポットの一つである古宇利大橋を渡って古宇利島を目指します。
全長2キロの直線道路の古宇利大橋です。
古宇利島のガイドが出ていますが特に何があるわけでもないですが、きれいな海と奇岩ですね。
島を一周してみますがこのような周回道路を進むと約15分くらいで一周できました。
島の展望台(オーシャンタワー)からの古宇利大橋の眺めです。天気が良ければと思います。
走っている車からも海底の様子が透けて見えるくらいの透明度です。天気が良ければエメラルドグリーンなんでしょう。次は歩いて渡りたいですね。
少し戻ってそば街道と呼ばれる道を進んで美味い沖縄そばを食べて帰りたいと思います。途中見つけた看板ですがさすが沖縄ですね。それも飼うのではなく恐らく食べるためでしょう。
少し遅い時間になってしまったので心配していましたが予想的中、そば街道で最も有名な山原そばは売り切れで閉めていました。人気店はスープが無くなり次第閉まってしまうのです。
もう一軒はこちらも有名なよしこですがこちらも既に売り切れご免でした、残念!。また次の機会には早めに来たいですね。
このそば街道には道沿いにフルーツらんどや華やかな施設が登場して大型バスが何台も来ていました。美ら海帰りの団体の観光客がお土産を買える場所としてにぎわっていました。
お隣にはパイナップルパークがありました。
派手なカートに乗ってパイナップル畑を回り、栽培の過程を見たりしあとパイナップルを試食したりできるみたいです。家族連れとか団体で行くと楽しそうですね。
名護まで戻ってくるとかなり都会になりますが、オリオンビールのハッピーパークがあってここにも団体バスが乗り付けます。運転中なので寄らずに素通りします。
名護市に入ると名護城跡の看板が出ていましたので寄って見たかったのですが、かなり山に入って行き時間が気になってきたのでここで諦めることにしました。
名護城跡からの名護市内の眺めです。
最後に那覇空港に戻って来ましたが沖縄らしい光景が見れました。スターウォーズのジェット機とJTAの赤いジンベエザメジェットです。
さらに青いジンベエザメジェットもやって来て私を見送ってくれているようでした。 はい、また来ます!。
これで沖縄の世界遺産を回る旅が終わりました。ただグスクを回るだけでなくグスク創成当時の歴史も勉強することができてますます沖縄の文化が好きになりました。沖縄そばも堪能しました。