京都にはたくさんのパワースポットが存在します。そもそもパワースポットの定義もあいまいですが、いずれにせよ少し神秘的で精神的な場所ということでしょうか。歴史があって言われがあってゾクゾクする場所でしょうかね。 いくつか紹介しておきます。
陰陽師・安倍晴明を祀る魔除けの神社の晴明神社です。一条橋のたもとの(北西)にあった晴明の屋敷跡に鎮座します。
境内や門前には魔除けの印である星の神紋「晴明桔梗」が掲げられています。
晴明桔梗の形をした晴明井は安倍晴明の力によって湧いた霊泉で飲むと悪病を治癒すると言われます。
最も人気のある世界遺産の清水寺です。清水の舞台からは京都の街が一望できます。
舞台の建物の前半部分は山の斜面にせり出すようにして建てられ、ケヤキの柱(139本)が釘も使わずに支えている構造です。
音羽の滝の水は「黄金水」「延命水」と呼ばれて霊験あらたかなご利益を信じて一口飲む人が列を作ります。水を飲む為に柄を長くした専用の柄杓が用意されています。
ここは観光地ではないですが歴史的に見て非常にヤバイパワースポットと思います、三条河原です。
三条大橋で沢山の観光客が渡りますが、スポットは河原の方ですね、かつてたくさんの人が処刑された場恐い所でもあります。たとえば石川五右衛門、豊臣秀次の一族、石田光成、近藤勇などです。近藤勇は東京・板橋で斬首されてわざわざ首をここに晒されました。
特に観光地というわけでもないので碑や看板などは無いですね。知る人ぞ知る歴史スポットでしょね。
学問の神様、菅原道真公を祀る北野天満宮にお参りします。全国の天満社の総本山になります。
門が豪華絢爛です。いつも子供の受験などの際には必ず訪れますが、お礼参りがいつも境内に梅の咲き誇る時期になります。
拝殿、本殿含めて合わせ一棟で国宝にしてされています。お参りした後には天神様の使いである牛に触って願をかけるのが習わしです。
学生のお参りが一番多いような気がしますね。
下鴨神社から鴨川をさらにさかのぼり上賀茂神社を訪れます。別名賀茂分雷神社とも呼ばれます。歴史は古く源氏物語にもよく登場しており、百人一首の和歌にも境内を流れる御手洗川が詠まれています。『風そよぐならの小川の夕暮れは みそぎぞ夏のしるしなりける』の歌はまさに上賀茂神社の六月祓の行事を詠んだもので、作者もその行事により季節を感じていたと思われます。
真っ先に目に入るのが三角に砂が盛られた立砂ですが、これはご神体の神山をかたどったもので、神様が降臨する際の目印となる神聖なものであるそうです。
この日はこの立砂の前でクラシックのコンサートが開かれ古の昔に戻ったような雰囲気で非常に幻想的な感じがして良かったです。
全国に3万社ある稲荷神社の総本山ですある伏見稲荷を訪れます。稲荷はイネナリが語源で五穀豊穣、商売繁盛の神として多くの参詣者が絶えません。参道にはぎっしりと1万基以上の鳥居が壮観です。中を通るだけでパワーがみなぎる気がします。
秀吉を祀る豊国神社です。豊臣家滅亡とともに徳川家の命により廃絶となったが、明治になって再興されたとのことです。出世出世、商売繁盛、社運隆昌、必勝祈願、合格祈願など勝負事の御利益はありそうですね。参詣者は千成ひょうたんの絵馬を奉納していくようです。
豪華絢爛な唐門は伏見城から移築されたもので国宝に指定されています。
そしてこの豊国神社の近くに方広寺がありますが、徳川家康がいちゃもんをつけて大阪の陣から豊臣家を滅亡に導いた鐘が実在します。 方広寺鐘銘事件と呼ばれますが『国家安泰』に文句を附けた挑発ですね。
大きな鐘ですが実際の『国家安泰』の文字を見ることができます。
豊臣秀吉は東大寺にならって大仏の建立を計画し、大仏殿と大仏の造営を指示しました。しかし大仏は何度か再興されましたが地震で倒壊したり雷で焼失するなどの被害を繰り返し現存はしていません。
山麓の松尾神社に向かいます。 四条通り 西端に位置し東端の八坂神社と対峙しています。太古の昔より松尾山の自然崇拝から始まったと伝えられています。
その歴史も古く京都の歴史に大きな役割を果たした神社と言われます。日本の発展に寄与した秦氏が社殿を造営し守護神として信仰した格式の高い神社と言われています。
酒造の神として信仰が厚い為、全国の酒造メーカから奉納された酒樽が並びます。